展覧会「ぼくらが日本を継いでいく-琳派・若冲・アニメ-」京都高島屋で開催!
京都高島屋で、9月13日から、展覧会「ぼくらが日本を継いでいく-琳派・若冲・アニメ-」を開催し、琳派や若冲など日本画の世界と現代のキャラクターが融合した日本画を展観いたします。(9月25日まで)
これらの日本画とキャラクターが融合した作品の制作は、2015年に始まりました。京都で各種染織製品の製作、販売を手がける「豊和堂」のアートディレクター・山田晋也さんが、「マンガやアニメも、戯画や絵巻など日本古来の絵画の流れを受けているともいえる。では、そのマンガやアニメを琳派の手法で描くとどうなるだろうか?」と考え、琳派へのオマージュ作品を企画したのが始まりでした。
細見美術館館長・細見良行さん監修のもと、この時制作された作品は、2015年秋に京都国際マンガミュージアムで開催された「琳派オマージュ展」などで展示され、大好評を博します。
本展では、2015年に発表された作品から、若冲の作品に着想を得て本年制作された初公開の新作まで計35点を一堂に展観いたします。作品はすべて、豊和堂の絵師による肉筆画です。時代を超えて融合し誕生した新たな世界観と、その世界に息づくキャラクターたちの表情をお楽しみください。
■細見美術館館長 細見良行さんによるトークショーのご案内
日時:2017年9月13日(水)午前11時~・午後2時~(各回約30分)
(会場内にて・申込み不要)
■展観作品について
【作品点数】
計35点予定 (そのうち、24点は今展で初公開する新作)
すべて、豊和堂の絵師による肉筆画。約半数は、細見美術館の所蔵品(俵屋宗達、鈴木其一、神坂雪佳、酒井抱一、酒井鶯蒲、伊藤若冲など)に着想を得て細見美術館館長・細見良行さん監修のもと、制作されました。※特定の作品をモチーフとしていないものもあります。
【作品に登場するキャラクター】
手塚プロダクション:「鉄腕アトム」のアトム、「火の鳥」の火の鳥
「ブラック・ジャック」のブラック・ジャック、リラックマ、初音ミクなど
【展観作品の一例】
〈初音ミク×若冲鶏〉
illustration by iXima (C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net piapro (C)細見美術館
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)「鶏図(にわとりず)」と初音ミクを組み合わせました。
〈火の鳥×旭日に波濤〉
(C)手塚プロダクション (C)細見美術館
酒井鶯蒲「旭日に波濤鶺鴒図」と火の鳥を組み合わせました。
〈ブラック・ジャック×富士烏〉
(C)手塚プロダクション (C)細見美術館
三羽烏が描かれている鈴木其一「富士烏図」とブラック・ジャックを組み合わせました。
〈リボンの騎士×東下り〉
(C)手塚プロダクション (C)細見美術館
特定の作品をモチーフにはしていませんが、鈴木守一「業平東下り図」を参考にしました。
〈リラックマ×軒端の梅〉
(C)2017 San-X Co.,Ltd.All Rights Reserved (C)芸艸堂
神坂雪佳軒端の梅図とリラックマを組み合わせました。
【開催概要】
「ぼくらが日本を継いでいく-琳派・若冲・アニメ-」
会期:2017年9月13日(水)~9月25日(月)
会場:京都高島屋7階グランドホール(京都市下京区)
入場時間:午前10時~午後7時30分(午後8時閉場)
※最終日は午後4時30分まで(午後5時閉場)
主催:RINne Associe・京都新聞
後援:京都市
特別協力:細見美術館
入場無料
【京都高島屋ホームページ】
http://www.takashimaya.co.jp/kyoto/
【お問い合わせ】
京都高島屋
京都市下京区四条通河原町西入真町52
TEL:(075) 221-8811(代)
※本リリースで使用している作品画像をご使用の際は、それぞれのクレジットを必ず表記くださいますようお願いいたします。