全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス® L2400」専用試薬 「ルミパルスプレスト iTACT® タクロリムス」発売について

 当社の連結子会社である富士レビオ・ホールディングス株式会社(代表取締役社長:石川 剛生、本社:東京都新宿区)傘下の富士レビオ株式会社(代表取締役社長:藤田 健、本社:東京都新宿区、以下「富士レビオ」)は、このたび、体外診断用医薬品「ルミパルスプレスト iTACT タクロリムス」(以下、「本試薬」)の販売を開始しますのでお知らせします。本試薬は、全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス L2400」(以下、「ルミパルス」)の専用試薬で、主に臓器移植患者に投与する免疫抑制剤であるタクロリムスの血中濃度測定に使用されます。

 移植された臓器に対する拒絶反応の抑制を目的として、タクロリムスなどの免疫抑制剤が投与されますが、これらの薬剤については重篤な副作用も知られており、投与薬剤の血中濃度のモニタリングおよび、投与量の調整が必要であるとされています。

 タクロリムスなどの免疫抑制剤は、投与後、主として赤血球中に多く分布するため、血中濃度測定には全血※1検体が用いられますが、これら薬剤の血中濃度を測定する既存試薬の多くは、手作業を要する全血検体の前処理が必要であるため、効率的な検査業務の妨げとなっています。本試薬は、富士レビオの検体前処理技術(iTACT:immunoassay for Total Antigen including Complex via preTreatment)を活用することにより、検体の前処理工程を自動的に実施した上でタクロリムスの血中濃度を測定するため、検査の効率化や測定結果報告の短縮に寄与するなど、臓器移植医療において幅広い貢献が期待できます。

 富士レビオグループは、iTACTを応用することで、検体中の共存物質の影響を低減させることに成功した「ルミパルスプレスト iTACT Tg」※2を販売しているほか、自社従来法と比較してさらなる高感度化を実現する、B型肝炎ウイルスコア関連抗原(HBcrAg)測定用試薬をiTACTシリーズに加えるべく開発しています。今後もiTACT シリーズのラインナップを強化するとともに、世界市場への投入を推し進めてまいります。

※1 血球を分離していない、全ての成分を含んだ血液。赤血球等の血液中の細胞についての検査等に用いられる。
※2 2020/01/30付プレスリリース「ルミパルス専用試薬『ルミパルスプレストiTACT Tg』発売のお知らせ」
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4544/tdnet/1787276/00.pdf


以上
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組織名
H.U.グループホールディングス株式会社
ホームページ
https://www.hugp.com/
代表者
竹内 成和
資本金
923,100 万円
上場
(旧)東証1部
所在地
〒163-0408 東京都新宿区西新宿2-1-1新宿三井ビル8F
連絡先
03-5909-3335

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