面接から得られる情報量が少ない、新卒・中途採用オンライン化時代に対応 採用段階で入社後のパフォーマンス発揮を予測するストレス耐性検査「Q-DOG」提供開始
他に類を見ない、Web版作業検査法の採用アセスメント
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:張士洛、東京都中央区、以下JMAM[ジェイマム])と、株式会社エスケイケイ(代表取締役社長:麓総一郎、愛知県名古屋市、以下SKK[エスケイケイ])は、コロナ禍における新卒・中途採用のオンライン化時代に対応し、採用段階から採用候補者のパフォーマンス発揮度を予測するストレス耐性検査「Q-DOG」を共同開発し、2021年1月29日(金)より提供を開始します。■サービス開発の背景
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として新卒・中途採用活動のオンライン化が急速に進みました。時間や距離による制約を受けず、従来に比べ低コスト運営が可能な点はオンライン選考のメリットとして挙げられる一方、面接で得られる情報量が対面より少ないため、「応募者の雰囲気が伝わりづらい」「VUCAと言われる変化の激しい・将来予測が困難の時代で、本当に活躍できる人材が見極めづらい」「入社後の意識ギャップや早期離職に影響が出ないようケアしたい」といった新たな課題も生じています。
こうした課題に対し、JMAMとSKKでは採用段階から「環境へ柔軟に適応できる人材(=変化に強い、折れない人材)」「自律的に成長し続ける人材」の可能性を見極めることがますます重要になっていくと考え、入社後のパフォーマンス発揮度を予測できるWeb版作業検査法の採用アセスメントとして「Q-DOG」を共同開発いたしました。
■サービス概要/特長
人の能力は顕在的なものと潜在的なものに分かれています。「Q-DOG」ではこのうち、潜在的、かつ学習や経験によって変化しづらい上、組織でのパフォーマンス発揮にも大きな影響を与える資質領域の特性として、「ストレス耐性」や「ストレス自覚」を測定します。
「Q-DOG」では、組織内での能力発揮・適応力の指標となるストレス耐性と、本人が自覚しているストレスの種類という2つの側面を掛け合わせて、客観的・総合的に評価をすることで、パフォーマンスの発揮度を予測します。
ストレス耐性の測定にあたっては、“自分をよく見せる”ような作為ができないように、作業検査法を用いて測定し、本人が自覚しているストレスの種類は、決められた質問項目に回答する質問紙法を用いて測定します。
加えて「Q-DOG」では、本人がどのような特徴を発揮したいと思っているか「仕事の指向性(マイセールスポイント)」も測定できるため、本人の指向性にあった配置を考える際の材料にすることができます。同時に、この仕事の指向性についても、作業検査によるストレス耐性の結果と掛け合わせることで、指向性を“発揮できる(CAN)”なのか、指向性を“発揮したい(HOPE)”と思っている状態なのかまで、予測してフィードバックすることができます。
今回、作業検査と質問紙の2つの手法を組み合わせた背景には、大きく2つの側面があります。長年作業検査を提供していくなかで、本人が気づきにくい適応力を測定し、個人にあった環境や配置を考えることは、その後のパフォーマンスに大きく影響することは明らかになっていました。しかし、同時に、適応力があっても、本人のストレスの自覚次第では十分にパフォーマンスを発揮しきれないという場合があることも明らかになってきました。そこで、作業検査法と質問紙法を組み合わせて、両方の長所を生かし、パフォーマンス発揮度を予測するという検査を新たに開発いたしました。
新卒・中途採用のプロセスに組み込むことで選考確度・マッチング精度を高めるほか、本人特性を踏まえたコミュニケーションにより、入社が決定してからの早期定着支援にも活用いただけます。
日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)について:
JMAMは現:一般社団法人日本能率協会(JMA)から1991年に分社し、設立されました。通信教育・研修・アセスメント・eラーニングを柱とした人材育成支援事業、能率手帳の新生ブランド『NOLTY』や『PAGEM』を代表とする手帳事業、ビジネス書籍の発行を中心とした出版事業を通じて、時間(とき)と成長のデザインを大切にしながら、自由で豊かな人生を送りたいと願う全ての人に伴走し、その思い描く未来へと導いていきます。http://www.jmam.co.jp
エスケイケイ(SKK)について:
SKKは1959年に設立されました。人の心の科学的理解に努め、作業検査法を継承するとともに、膨大な臨床データの積み重ねと独自の解析方式により、独自の作業検査を確立・発展させています。SKKは学校教育や企業・官公庁の人事教育をサポートしながら、人の本質を見極め、個の特性に見合ったアプローチを提案することにより、すべての人がいきいきとその人らしさを発揮できる社会を目指しています。http://www.skk-jp.com/