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筑波学院大学は、平成29年度文部科学省職業力育成プログラムBPに選定された、「地域デザイン学芸員」養成プログラム講座を7月24日より開始する。受講生の募集は5月1日より6月30日まで同大学ウエブサイトで行われている。養成講座はコミュニティ活動に貢献できる人材を育成する目的で、茨城県つくば市の筑波学院大学で講義、および茨城県牛久市で演習を行い、自然、文化、歴史などの地域資源に付加価値を与えて人が交流する場を創り、平成31年1月に、牛久市で「おいしいミュージアム」という名称で、実験的に開業する。
筑波学院大学(茨城県つくば市 学長:大島愼子)は、平成29年度文部科学省職業力育成プログラムBPに選定された、「地域デザイン学芸員」養成プログラム講座を7月24日より開始すると発表した。募集は5月1日より6月30日まで同大学ウエブサイトで行われている。
地域デザイン学芸員とは地域の文化や資源を付加価値化し、観光、都市デザイン、地域活性化を目的として起業する、また地域産業を文化、生活の視点から変革、創造する人材である。
日本では、学芸員は日本の博物館法に定められた専門職であり、博物館資料の収集、保管、展示や調査研究を行うが、欧米ではミュージアムコミュニケーション、すなわちミュージアムを通して人の交流、新たな価値創造をもたらす役割がある。
地域デザイン学芸員資格は、以下のライセンスから成る。
・エクスプローラ: デジタルミュージアムの素材となる地域文化資源を発掘してデジタルコミュニケーションスキルを習得。
・コミュニケータ: 地域文化資源と新しい産業の融合を模索して展示技術、ミュージアムグッズの発案や学習プログラムの開発技術を習得。
・エデュケータ: ミュージアムマネジメントやミュージアムデザインの手法を学び、自宅や、商店街に付加価値をつけて展示スペースにする技術を習得。
・クリエータ: 地域文化資源のマーケティング、ブランディングを学び、顧客ターゲットを特定して商品開発する知識と技術を習得。
・プロデューサ: 地域文化資源のプロジェクトマネジメントで、地域の教育や地域経済をテーマに地域の未来をデザインする技術を演習により習得。
この5つのライセンスを取得し、指定されたすべての科目、9科目19単位を履修した受講者に、地域デザイン学芸員・キュレータの履修証明が発行される。
平成30年度の地域デザイン学芸員養成プログラムは、茨城県牛久市の地域資源をテーマに、講義と演習を行い、「牛久市おいしいミュージアムをつくろう」という具体的な課題を設定してプログラムを展開し、筑波学院大学の講座と牛久市の現場での実習で構成されており、7月24日から開始される。
牛久市は重要文化財である牛久シャトーや、牛久大仏があり、年間200万人の人々が訪れる有数の観光地であるが、地域の課題もかかえている。この課題解決を含め、受講者達が牛久の街から新たな観光資源を掘り起こし、地域の宝物として商品やサービスを開発し、学習コンテンツを開発する実践的な演習を通じて、地域ビジネスや地域教育、コミュニテイ活動に貢献する人材を養成する目的で5つのライセンスごとに講座が開かれる。この成果は平成31年1月22日から開催される「牛久おいしいミュージアム」で受講生が発表する。
募集定員は50名で、出願資格は大学への入学資格をもつ、または大学入学資格と同等の学力か社会経験があること。
出願期間は平成30年5月1日から6月30日である。
学費は、1科目30,000円。最終の仕上げである地域デザイン総合演習として、平成31年1月に実際にミュージアムを起業、運営するが、この受講料は実習費込みで60,000円である。すなわち、9科目19単位を履修して「地域デザイン学芸員・キュレータ」を取得する総費用は300,000円である。また、60歳以上受講者はシニア割引が適用される。
講師陣は、筑波学院大学教授、日本地域資源学会会長の塚原正彦、同大学准教授で、地域まちづくりプラニング、新規産業創出が専門の吉田賢一、ミュージアムプランナーの若月憲夫、建築家の飯田都之麿、株式会社JTB総合研究所主任研究員の倉谷裕、有限会社BACH代表、ブックディレクターの幅允孝 等。
養成講座の募集要項および詳細は、同大学サイト
https://www.tsukuba-g.ac.jp/whats_new/chiikidezaingakugeiin_bosyu/ に掲載されている。
問い合わせは 筑波学院大学ミュージアム研究所 電話029-858-4811 (代表)museum@tsukuba-g.ac.jp
【お詫びと訂正】本文中、年号表記および講師陣の名前の一部に誤りがありました。ここにお詫びし、訂正いたします。(2018/05/07 12:30)
▼本件に関する問い合わせ先
筑波学院大学企画総務グループ
永山
住所:茨城県つくば市吾妻3-1
TEL:029 858 4811
FAX:029 858 7388
メール:n-mariko@tsukuba-g.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/