弘前大学(青森県弘前市)は3月21日、創立50周年記念会館において「災害支援医療従事者養成講座」「放射線総合科学」の合同修了式を執り行った。災害支援医療従事者養成講座は社会人を対象とした履修証明プログラム、放射線総合科学は弘前大学生を対象とした学部横断型副専攻プログラムで、いずれも甚大な災害に対応するための人材育成を目的としたもの。修了生たちは今後、防災・災害対応・被ばく医療・放射線科学などの分野における活躍が期待される。
履修証明プログラムは、弘前大学生以外の社会人等を対象としたもので、修了者には履修証明書が交付される。「災害支援医療従事者養成講座」もそのひとつで、巨大地震などの災害による甚大な被害を想定して、多くの医療従事者や一般職員ら幅広い人に災害医学を学んでもらうことを目的としている。座学のほか、トリアージの演習なども行ってきた。
「放射線総合科学」は、弘前大学の学生を対象とした副専攻で、学部横断型副専攻プログラムとして設置されている。過去の事例から災害予防・災害応急対策・災害復旧に加え、放射線及び関連する分野を複合的に学ぶことで、青森県を代表する原子力関連施設を擁する地域の課題に積極的に取り組む人材を育成する。また、弘前大学被ばく医療総合研究所が福島県における復興支援活動を通じて培った教育・研究成果を活かし、放射線が環境や人体に及ぼす影響を正しく理解するだけでなく、喫緊のエネルギー問題についても考察する。
このたび、両プログラムの修了式が合同で行われた。修了生たちは今後、防災・災害対応・被ばく医療・放射線科学といった分野で、多方面における活躍が期待される。
■「災害支援医療従事者養成講座」
https://remcp.hirosaki-u.ac.jp/ecdrem/training/
■「放射線総合科学」
https://irem.hirosaki-u.ac.jp/wp-content/uploads/education01_2023_2.pdf
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/