PwCコンサルティング、株式会社imaと社会課題解決モデルの分野で協業

2023年8月7日
PwCコンサルティング合同会社
株式会社ima


PwCコンサルティング、株式会社imaと
社会課題解決モデルの分野で協業

企業や官公庁が抱える最適化課題を抽出し、人々のプライベート・リソースを活用した
課題解決を支援


PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表取締役CEO:大竹 伸明、以下「PwCコンサルティング」)と株式会社ima(東京都中央区、代表取締役CEO:三浦 亜美、以下「ima」)は、人々の非就業・非就学時のプライベート・リソースの社会還元活用の分野で協業します。両社の強みを掛け合わせ、社会課題に関する体験の設計からシミュレーションを通じて蓄積した集合知の抽出、そして社会課題解決へ向けたノウハウの現場応用まで、企業や官公庁等を一貫して支援していきます。

【背景】

近年、日本を含む主要先進国では、出生率低下に伴い人口減少や人手不足が深刻化しています。また、世界的にビジネス/プライベートのバランスが見直され、ワーク・ライフ・バランスに配慮しつつ労働人口・時間を確保することが喫緊の社会課題となっています。
2011年にはタンパク質の3次元的な分子構造を解明するオンライン・ゲームで、科学者が10年間解けなかった問題をプレイヤーが短期間で解き明かしました。これはプレイヤーたちのプライベート・リソースを課題解決に活用した先駆的な例であり、このような「集合知」を課題解決に取り入れる試みは、ビジネスの領域ではまだ多くはありません。
こうしたニーズ・期待に対してPwCコンサルティングとimaは、人々の非就業・非就学時におけるプライベート・リソースを社会課題とリンクさせ、ワーク・ライフ・バランスと人的リソース確保を両立した新しいソリューションとして生み出すことを目指します。

【取り組みの概要】

本協業では、企業や官公庁等が抱える様々な課題や技術・ノウハウ等の要素を抽出し、現場環境をシミュレーションゲームやパズル等のプレイアブルな仕組みに落とし込むことで、人々がプライベートな時間内での体験を通じて蓄積した集合知を抽出します。そして、蓄積した集合知からソリューションを導出し、現場での課題解決に応用します。人々に新しいプレイアブル体験を提供しつつ、抽出した集合知を社会課題とリンクさせることで、様々な企業や官公庁等に対して、社会課題の要因抽出から対応施策構築までをワンストップで支援していきます。

【取り組みにおける両社の強みと役割】

PwCコンサルティングの強み
PwCコンサルティングは、先端技術を活用した企業や官公庁等の事業推進支援に強みがあり、ゲーム・プラットフォームやワークショップ等の活用を含めた支援の実績を多数有しています。

1. 経営課題や社会課題の抽出
企業・官公庁等の課題解決に向けて、幅広い知見および専門性を用いて総合的なコンサルティングサービスを提供しています。多岐にわたってクライアント支援を実施、課題抽出での強みを活かして支援することが可能です。

2. 仕組みづくりに向けたルールメイク
産学官や様々なコンソーシアムとの強い繋がりと、新技術の社会実装に向けた豊富な支援実績を有しています。そのため、ビジネス/ガバナンス/社会受容性の観点で現状を整理し、新たな仕組みづくりのルールメイクを含めた包括的な観点から、ソリューションの社会実装を支援することが可能です。

3. 抽出した集合知の汎用化
企業・官公庁等の経営・社会課題の定性的・定量的な特徴を捉え、課題背景を俯瞰した上での全体抽象化に強みを持っています。これにより試行結果や導出するノウハウ等の集合知を適用先に合わせて汎用化することが可能です。

imaの強み
imaは、匠の持つ技術や要素を分解し、ビジネスの観点と最新テクノロジーの観点から、未来とのあいまを繋ぐコンサルティング/ハンズオン支援を提供しています。

1. 現場における技術やノウハウ等の因子の抽出
実際に現場で共に作業を行い、現実に沿った形でプロセス・実態を把握し、構造的に整理すると同時に、誰にでもわかりやすく、共感を得られる形でグラフィック化するデザイン力を強みとしています。

2. 現場環境や課題に沿ったアプローチの創出
現場でリアルタイムに問題に触れ、現場を巻き込みながら対話、ワークショップを行い、様々な関係者が納得できる形で真の課題を明らかにします。社会や技術の潮流を捉えながら、「いま」に即したアプローチを創出します。

3. 現場に寄り添ったソリューションの導入
経営、現場、社会や環境それぞれの「正しさ」を踏まえ、全ての関係者が共感できるストーリーを構築し、現実に寄り添ったソリューションの実現を推進します。ストーリーテリングにおいては、クリエイティブ制作から展示会、記者会見などの運営支援まで幅広い実績を有しています。

【取り組みの実施イメージ】
本取り組みのユースケースとして、AIを開発する企業や、AIの導入を検討する公共団体が抱えるAIの社会浸透に際して顕在化するリスク因子の分析やリスク対応等の課題、および現場における作業の無人化や情報のブラックボックス化等の様々な変数を抽出し、AIが浸透した社会を模したシミュレーションゲームに落とし込みます。そして、ルールメイクやUX向上に注力し、安心と楽しさを提供、ゲーム内でのプレイを通じて、リスクを取り得る手段等の集合知の獲得に繋げます。これらの蓄積した集合知からソリューションを導出し、現場に適用することで、企業・団体が抱える課題解決に効果的に貢献します。

PwCコンサルティングは課題抽出およびルールメイク、そして、ゲーム・プラットフォームの活用やXR・AI等の先端技術を組み合せた課題解決手法導出等の実績を活かし、ゲームへの課題反映やソリューションの導出を可能にします。imaは現場に寄り添った要素抽出や、コンサルティング/ハンズオンの支援実績を活かして課題に即した現場の変数抽出や現場へのソリューション導入、そして、imaの強みとするアートと先端技術を活かしてゲーム設計やコンテンツ作りによるリッチなプレイ体験を可能にします。

【今後の展開】
両社は、本取り組みの実証メンバーとなるパートナーと共に、プレイアブルな仕組み作りおよびソリューションの導出を通じて、人々のプライベート・リソースを活用した課題解決アプローチを実証し、今後も企業や官公庁等の課題解決に貢献していきます。
以上

PwCコンサルティング合同会社について:https://www.pwc.com/jp/consulting
PwCコンサルティング合同会社は、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、グローバル市場で競争力を高めることを支援します。

PwC Japanグループについて:https://www.pwc.com/jp
PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社の総称です。各法人は独立した別法人として事業を行っています。
複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japanグループでは、監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、その他専門スタッフ約11,500人を擁するプロフェッショナル・サービス・ネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。

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この企業の情報

組織名
PwC Japanグループ
ホームページ
https://www.pwc.com/jp/ja/
代表者
木村 浩一郎
資本金
1,000 万円
上場
非上場
所在地
〒100-0004 東京都千代田区大手町1‐1‐1大手町パークビルディング
連絡先
03-6212-6810

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