アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ガブリエル・ベルチ)は、関連会社であるアストラゼネカABが日本の先進的な基礎並び臨床研究拠点である大阪大学と、循環器領域におけるドラッグ・リプロファイリング研究に関し、共同研究の覚書を2014年1月30日付で締結したことを本日発表しました。ドラッグ・リプロファイリング研究とは種々の理由で臨床開発を中止した種々の作用機序の薬剤の新たな適応での開発の可能性を検討する研究ですが、アストラゼネカが日本の大学とリプロファイリング研究について提携するのは初めてです。
この覚書により、アストラゼネカのcardiovascular and metabolic small molecule research unit(循環器代謝性疾患領域の低分子化合物研究部門)は特定の化合物とその非臨床並びに臨床情報を大阪大学に提供し、大阪大学はそれらを精査・選択し、アストラゼネカの研究者と協議の上、同大学が有するノウハウを駆使して新しい適応に関する非臨床研究を実施することが可能となります。リプロファイリング研究の結果および臨床開発の将来の可能性については、大阪大学と協力しアストラゼネカによって評価されます。すなわち、このような産学連携は双方にメリットをもたらします。
アストラゼネカ株式会社 研究開発本部長 松尾 恭司は次のようにコメントしています。「今回の提携は、アストラゼネカグローバルにとって、特に循環器疾患領域での優れた創薬研究の実績を誇る日本の先端科学を活用する良い機会となります。今回の大阪大学との共同研究が実質的な成果を上げることを心から期待しています」アストラゼネカは、革新的な医薬品を日本および世界中の疾病で苦しむ患者さんにお届けするため、日本の優れた基礎、臨床研究者との共同研究も積極的に推進しています。この新たな共同研究のモデルを活用し、循環器領域における新たなプログラムを特定、評価、開発することで、サイエンスにおけるリーダーシップを発揮し、患者さんへの更なる貢献を果たしていくことを目指します。
アストラゼネカは、イノベーション志向のバイオ医薬品も含むグローバル製薬企業であり、主に循環器 、代謝、呼吸器、炎症、自己免疫、オンコロジー、感染症、ニューロサイエンス領域の医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。アストラゼネカは100カ国以上で事業を展開しており、当社の革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。循環器代謝性疾患領域の低分子化合物研究部門はスウェーデンのムンダールに拠点を置き、世界中の学術機関および提携先と広範な共同研究を行っています。詳細はこちらでご覧ください。www.astrazeneca.com
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