株式会社エヌ・ティ・ティ・カードソリューション(本社:東京都品川区、代表取締役社長:奥本 雅之、以下「NTTカードソリューション」)は、当社が提供するデジタル通貨発行代行サービス『おまかせeマネー』(以下「おまかせeマネー」)を、北海道富良野市(以下「富良野市」)と東日本電信電話株式会社(以下「NTT東日本」)が実施する、デジタル地域通貨を活用した地域経済活性化に向けた実証実験において利用されるデジタル地域通貨「デジタル健幸ポイント」(以下「デジタル健幸ポイント」)のプラットフォームとして活用します。
1.実証実験の目的・概要
NTT東日本は、地方創生人材支援制度に基づき富良野市にデジタル専門人材を派遣しており、すべての富良野市民が健康で幸せを実感できる「健幸都市」の創造や、ICTの恩恵を市民誰もが享受できる「ひと・モノ・情報がつながるスマートシティ富良野」の実現を目指した取り組みを行っております。
本実証実験は、健康づくりの取り組みの一部をデジタル化することで、市民の健康行動の促進、及びニューノーマル対応としての非接触決済の普及を推進し、安全安心な健幸都市の実現と地域経済への循環につながることを目的としています。
実証参加者の対象は富良野市民(先着300名)としており、まず実証実験参加登録時にデジタル健幸ポイント500円分を配布し、対象期間(「歩く対象期間」)内にウォーキング5万歩を達成した方には、さらに500円分を配布します。
(参加者1名あたり最大1,000円分のデジタル健幸ポイントが配布されます)
配布されたデジタル健幸ポイントは、富良野市内の実証参加店舗32店舗で買い物や飲食等に利用できます。
2. NTTカードソリューションの役割と『おまかせeマネー』の活用について
今回、NTTカードソリューションは、NTT東日本より実証実験における調査事業を受託し、主に、実証参加者への「デジタル健幸ポイント」の払い出し、参加店舗への実証環境の提供、精算代行などを行うこととなりました。
そのプラットフォームとしては、『おまかせeマネー』の特長である、自社の基盤システムを各地域の要望に応じカスタマイズできるマルチテナント型ASPサービスという点を活用し、短期間での実証実験開始を実現しました。
本実証実験においては、スマートフォン等で「デジタル健幸ポイント」を受け取り、予め店舗に設置のQRコードを読み取ることで簡単に支払いができる仕組みを準備しており、幅広い参加者にご利用いただけるようにしています。
NTTカードソリューションは今後も、NTT東日本や各自治体とも連携しながら、地域や企業等の持続的な発展に寄与し続けていけるよう、サービスの開発と向上を図ってまいります。
3.本実証実験の利用イメージ等
図1:富良野市「デジタル健幸ポイント」利用イメージ
図2:スマートフォンによる「デジタル健幸ポイント」利用の様子