人生100年時代、今求められる社会人の「学び」
世代別や仕事の成果が出ている人から「学び」をひも解く
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:張士洛、東京都中央区、以下JMAM[ジェイマム])は、バブル期世代、就職氷河期世代、ミレニアル世代、ジェネレーションZ世代のビジネスパーソン1,604人を対象に、学びに関するアンケート調査を実施しました。このたび、結果内容を一部抜粋してお知らせします。
人生100年時代の到来に加え、テクノロジーの進化や市場が変化していく中、目的や状況に応じた「学び」が今一人ひとりに求められています。しかし、自分に合った「学び方」や「テーマ」を自律的に考え、仕事の成果に繋げることは容易ではありません。そこで今回は、個人と組織が適切に「学び」をデザインしていくための考え方や、「学び」の環境づくりのポイントを明らかにするために、調査を実施しました。
【調査概要】
・調査方法: インターネット調査
・調査地域: 全国
・有効回答: バブル期世代(1969年以前の生まれ) 412名
就職氷河期世代(1969年~80年生まれ) 412名
ミレニアル世代(1981年~93年生まれ) 412名
ジェネレーションZ世代(1994年以降生まれ)368名
・調査期間: 2018年10月
・調査構造: 学びの実態を明らかにするため、顕在的な行動のベースとなる内面と外面を分けて調査項目を設計。
【提言】
個人そして企業が「学び」を適切にデザインするための考え方や、環境づくりを行うためにはどうすれば
良いでしょうか。
1.一律ではなく、異なる価値観に寄り添った支援を
人材の能力開発支援を行う上で、重要となるのは個人の価値観への対応です。本調査では、内面と外面の
いずれも世代によって異なることがわかりました。
組織は従業員へ一律の支援ではなく、世代ごとに異なる価値観に寄り添った支援が求められています。
2.重要なのは「育てる」のではなく、「育つ」環境づくり
本人の「あるべき姿」や「ありたい姿」を実現するためには、段階的に能力開発の支援を行うことが
有効です。自社のおかれている現状については、下図「能力開発の5段階」によって捉えることがポイ
ントとなります。教育施策や日常指導を通じて「育てる」以前に、成長したいという気持ちを高め、
持続させる「育つ」環境づくりを行うことが重要です。
調査報告書では、この他にも、世代別の特徴や、ハイパフォーマーの学び方の特徴などビジネスパーソンの「学び」について分析を行っています。詳細は報告書でご確認ください。
今後もJMAMでは、個人の「学び」をはじめ、企業の人材育成を総合的に支援してまいります。
【報道関係者お問い合せ先】
(株)日本能率協会マネジメントセンター 広報担当
TEL:03-6362-4361
【本調査の内容に関する報道関係者様 お問い合せ先】
(株)日本能率協会マネジメントセンター カスタマーリレーション部
TEL:03-6362-4343
日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)について:JMAMは、一般社団法人日本能率協会(JMA)から1991年に分社し、設立されました。通信教育・研修・アセスメント・eラーニングを柱とした人材育成支援事業、能率手帳の新生ブランド『NOLTY』や『PAGEM』を代表とする手帳事業、ビジネス書籍の発行を中心とした出版事業を通じて、時間(とき)と成長のデザインを大切にしながら、自由で豊かな人生を送りたいと願う全ての人に伴走し、その思い描く未来へと導いていきます。http://www.jmam.co.jp/