金沢大学(石川県金沢市)は、1月18日~20日にかけて石川県加賀市および株式会社フレイ・スリー(東京都港区)と連携して「地方創生 IoT×動画マーケティングハッカソン」を開催。同大のほか、首都圏の大学生ら総勢24名が参加し、加賀市の観光情報を発信する動画アプリの開発に取り組んだ。2月15日には株式会社フレイ・スリーがハッカソンの報告会を実施。また、19日には金沢大学が加賀市長への報告を行う予定となっている。
金沢大学は2017年に加賀市と「温泉資源等を活用したまち・ひとづくり協定」を締結。同市をフィールドとした教育研究の推進に取り組んでいる。
このたび同大では、加賀市およびインターネット動画広告事業等を展開する株式会社フレイ・スリー(※)と連携して「地方創生 IoT×動画マーケティングハッカソン」を開催。金沢大学の学生のほか、首都圏の大学生も参加し、総勢24名が1月18日から2泊3日で加賀市の観光情報を発信する動画アプリの開発に取り組んだ。
このイベントは、IoTや動画といったデジタル技術を活用して加賀市の魅力発信を考えるとともに、ハッカソンをきっかけに学生のIT技術への関心を高め、起業家精神(アントレプレナーシップ)を育むことを目的としたもので、「観光×動画×IoT」をテーマに実施。開湯1300年の加賀温泉郷を代表する旅館「瑠璃光」を拠点に、加賀市の地域資源を分析しながら観光マーケティング戦略を検討し、オープンデータやGoogleマップ、AIスピーカー等を活用して加賀市の地域資源を発信するアプリを試作した。
初日は、金沢大学総合メディア基盤センターの森祥寛助教が地域経済分析システム「RESAS」の活用法について、株式会社フレイ・スリーの石田貢代表取締役CEOがマーケティングの基礎知識について講義。その後、学生らはグループに分かれて動画のテーマや撮影地について話し合った。
2日目には、実際に加賀市内を回って撮影地20カ所の取材を行い、動画作成アプリ「1ROLL(ワンロール)」を活用して動画を作成。撮影した動画をGoogleマップにマッピングした。
最終日はIoT機器に対応したアプリ開発(プログラミング)に挑戦。株式会社フレイ・スリーのエンジニアによるサポートのもと、アプリの試作を行った。
学生らはこのハッカソンを通して、アプリ開発のスキルを磨くとともに、地域資源の有効活用やAIによる地域課題解決への理解を深めた。
今回試作したアプリは、公開を視野に入れ、金沢大学でフォローアップを行っていく。
<金沢大学Webサイト>
【動画レポートあり】学生が加賀温泉ハッカソンで観光動画アプリ開発に挑戦!
https://www.kanazawa-u.ac.jp/news/64252
なお、2月15日には株式会社フレイ・スリーがメディア向けに今回のハッカソンについての報告会を実施。また、19日には金沢大学が加賀市長への報告を行う予定となっており、参加学生がプレゼンテーションを行う。
◆「地方創生 IoT×動画マーケティングハッカソンin加賀」報告会
【日 時】 2月15日(金)13:15~15:00(13:00受付開始)
【場 所】 株式会社フレイ・スリー(東京都港区芝5-29-20 クロスオフィス三田)
【参加費】 無料
【申 込】
参加ご希望の方は、こちらからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/XIGbxCGkgMjIFn7f2
【当日のプログラム】
・13:00 受付開始
・13:15 挨拶およびハッカソン背景について
・13:30 ハッカソンの様子を動画で報告
・14:00 参加学生よりコメント
※金沢大学の学生はskypeで参加予定
・14:10 自治体および大学からのコメント
・14:20 ハッカソンを終えて総括
・14:45 質疑応答
・15:00 終了
(※)株式会社フレイ・スリー
代表取締役CEOは石田 貢氏(いしだ みつぐ、石川県金沢市出身)。インターネット広告の企画・制作・運用支援と、動画マーケティングツール「1ROLL」の開発・提供を主軸に事業展開するベンチャー企業。文字・写真から動画に大きくシフトしているWeb広告の今後を見据え、広告のみならず制作物やサービスなどにも動画ソリューション領域を拡大し、これからの社会に必要とされる「人々にやさしいイノベーション」を探求している。
・URL:
https://hurray3.com/
▼本件に関する問い合わせ先
金沢大学総務部広報室
TEL:076-264-5024
FAX:076-234-4015
メール:koho@adm.kanazawa-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/