筑波学院大学は、2012年より入学時につくば市に転居して通学する学生に対し、「つくばで暮らそう奨学金」を給付している。
2019年度は奨学金が7年目に入ることを記念して外国人留学生の成績優秀者に対して、食事券を支援する。
筑波学院大学(茨城県つくば市 学長 大島慎子)は「つくばで暮らそう奨学金」、すなわち、新入生でつくば市に転居した学生を支援する奨学金を改善し、成績優秀者に食事支援を行うと発表した。「つくばで暮らそう奨学金」は、学生がキャンパス近傍のつくば市に居住することにより遠距離通学による経済的負担を軽減し、良好な学習環境を確保して大学生活に適応できるよう支援する目的で2012年に制定した給付型奨学金である。これは、当初は2011年の東日本大震災の被災地域を対象として、東北圏の高校生に向けて開始したもので、その後、被災地以外にも拡大して、全国の地域が対象となった給付金である。2016年からは外国人留学生枠も整備している。
奨学金は月額3万円以内で、入学後1年間支給される。条件としては、つくば市に転入してアパート契約をした契約者本人が対象であり、同居人がいる場合は契約者のみとなる。所定の申請書とつくば市内のアパートの契約書を4月のオリエンテーション期間に提出し、選考試験を受ける。合格した場合は、毎月銀行口座に所定の金額が振り込まれるが、県外に転居、また退学の場合は支給が停止する。30年度実績では、日本人15名、留学生15名に支給された。
筑波学院大学では、広大な茨城県の自動車を中心としたインフラに対応し、自動車通学も奨励しているが、自宅外から通学する学生には、学生委員会が生活面での指導を行い、健康管理に注意している。現在は一時中止しているが、健康管理の一環で100円朝食も提供していた。この度、国を離れて日本で生活する外国人留学生に対し、「つくばで暮らそう奨学金」のほかに、平成31年成績優秀者には学内レストラン「グルマン」の食事券を提供して健康的な食生活を支援することに決定した。学生食堂「グルマン」は、フランス家庭料理を提供し、有機野菜で地産地消、レトルト食品は使わず、手作りの味を提供している。現在、昼食と夕食を一般消費者にも通年で提供しており、「つくばで暮らそう奨学金」の受給者で、選考試験時の成績優秀および日本語能力試験N1の留学生には食事券、50食分を提供する予定である。
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