筑波学院大学、地域の食材とアートを融合させた「おいしいミュージアム」開始。学生が図書館カフェを起業し、2月22日より3月10日まで一般公開。



筑波学院大学(つくば市 ・大島愼子学長)は21日、同大学附属図書館を舞台に学生が運営するモデル事業として、図書館カフェ「おいしいミュージアム」をオープンした。これは、茨城県の地方創生推進交付金「いばらき創業10,000社プロジェクト事業」を利用したもので、学生が地域の食材を発掘し、図書館のラーニングコモンズを発展させて、市民が集う図書館カフェを開業したもので、3月10日まで一般公開される。




 筑波学院大学(つくば市 ・大島愼子学長)は21日、同大学附属図書館を舞台に学生が運営するモデル事業として、図書館カフェ「おいしいミュージアム」をオープンした。オープニングには自治体、地域の協力者が集まり、学生のプレゼンテーションと開発された食材の試食を行った。図書館カフェは2月22日より3月10日まで一般公開される。
 カフェでは、蔵書が並ぶ図書館の一画に期間限定の専用コーナーを設け、茨城特産の焼イモ、レンコン、イチゴなどの食材を使ったスウィーツとコーヒーやワインなどの飲み物を、地元の笠間焼の器で提供する。カフェのメニューは「天使の魔法」(焼きイモの「紅天使」とコーヒー、500円)「ムセイオンの夢」(イチゴ、サツマイモ、レンコンを組み合わせたスウィーツ、880円)「大地のチカラ」(専門家が選んだイタリア産ワイン、1杯500円)など。
 これらは、「地域デザイン学芸員」の訓練を重ねた学生達が、地域の生産者や芸術家から「大地のアーチスト」を選び、「蔵出し焼き芋かいつか」(かすみがうら市)、「根本れんこん園」(同)、「森作いちご園」(行方市)、「向山窯」(笠間市)、オーガニック食品の「ヴィナイオータ」(つくば市)の協力を得て、メニューを考案したものである。 

 筑波学院大学は、平成29年11月に茨城県の地方創生推進交付金「いばらき創業10,000社プロジェクト事業」に選定された。これは茨城県が今後3年間で10,000件の創業を目指し、市町村による創業支援事業計画の策定等を支援するほか、大学等における創業機運の醸成や女性の創業支援を目指すものである。この交付金を受けて、同大学経営情報学部ビジネスデザイン学科の塚原正彦教授のゼミでは、食に関するプロジェクトを立ち上げ、「人が集まる''おいしいプロジェクト''をデザインしよう!」と題して、起業家、企業、研究機関の講師らによる全11回の講座を開講し、その成果として、食のビジネスモデル事業を行う「みんなのミュージアムカンパニー」を起業し、今回の図書館カフェの実現につながった。
 「おいしいミュージアム」は、大学をミュージアムとする構想の一環で、ライブラリー(図書館や博物館)と食材、アートを融合させ、地域の人たちが集まる空間を演出する試みである。また来場者が「おいしいミュージアム」で体験できる「学び」として、地域の資源を掘り起こして、(1)おいしい宝物(2)おいしい本棚(3)カフェの新しいカタチ(4)ミュージアムグッズ(5)知りたくなる空間(6)おいしいホスピタリティー(7)つながるプログラム、などが展示されている。

 

【注】学生が目指す、「地域デザイン学芸員」は、博物館専門職として文化資源の管理や保存を担当する従来の学芸員の担務範囲を広げ、高い専門性を持つ欧米のキュレーターのように地域文化の普及を目指し、日本の観光資源を資産として地域の活性化に役立てる目的がある。同「学芸員」は平成29年度の文部科学省職業実践力育成プログラムBP(Brush up Program for professional)の中で認定されている。筑波学院大学は、文科省のBPについては、日本語教員養成プログラムとともに2件を取得しており、社会人の生涯教育の一環として期待されるものである。資格取得には、同大学の学部の科目履修19単位が必要である。費用やプログラムの詳細は、今年4月に同大学ウエブサイトで公表する。







▼本件に関する問い合わせ先
筑波学院大学企画総務G 
永山
住所:茨城県つくば市吾妻3-1
TEL:029 858 4811
FAX:029 858 7388
メール:n-mariko@tsukuba-g.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
筑波学院大学
ホームページ
http://www.tsukuba-g.ac.jp/
代表者
望月  義人
上場
非上場
所在地
〒305-0031 茨城県つくば市吾妻3-1

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