強力で身近な3Dプリントシステムを開発、製造するFormlabs, Inc.(本社:米国 マサチューセッツ州、共同創業者 兼 最高経営責任者(CEO):マックス・ロボフスキー(Max Lobovsky))は本日、世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス見本市「CES 2018」の開催に合わせ、2種類の新しいレジン「Rigid」、「Grey Pro」を発表しました。
Rigid:
https://formlabs.com/materials/engineering/rigid-overview
Grey Pro:
https://formlabs.com/materials/engineering/grey-pro-overview
Grey Proレジンは、適度な伸び率と低クリープ率など、高精密で多彩な素材特性を提供し、コンセプトモデリングや機能テストに最適です。Rigidレジンは、Formlabsとして初めてガラス繊維で強化されたレジンで、非常に高い剛性と艶やかな表面を備えます。
Formlabsの共同創業者兼CEOのマックス・ロボフスキー(Max Lobovsky)は次のように述べています。「誕生以来3Dプリントの能力は、ラピッドプロトタイピングで常に発揮されています。しかし、私たちの素材が進化、拡大するにつれ、製造ラインや、最近ではマスカスタマイゼーションなど、多くの使用事例で作成されることが急激に増えています。Formlabsは、素材特性を劇的に改善し、パーツあたりのコストを大幅に削減することで、3Dプリントをより多くの最終用途まで拡大します。そして、企業や消費者のために、3Dプリントによるマスカスタマイゼーションへの期待をより現実のものにすることが可能だと信じています。」
展示ブース(LVCC, North Hall, Booth #7908)において、Formlabsは、トレードショーで初めてForm CellとFuse 1の両方を展示します。また、製造ラインでの3Dプリントによるパーツ作成からマスカスタマイゼーションまで、Formlabs技術による3Dプリントを最も革新的に使用している顧客やパートナーの製品およびデモを紹介します。
2018年マスカスタマイズのイヤホンがついに実現:
Formlabsと3Shape社はデモを実施し、Form 2と3Shape Phoenix耳型スキャナを組み合わせることで、短時間にカスタマイズしたイヤホンを消費者の手に届ける方法を紹介します。
より高品質で、より手頃な価格のプロトタイピング:
quip社の電動歯ブラシの開発時、プロトタイピングは法外なほど高額になるか、使えないほど低品質なものに限られました。現在では、Form 2を利用することでquip社は、高品質のパーツのプロトタイプをより手頃な価格で作成できます。quip社は、Form 2を使用することで重要な課題をどのように素早く解決できたかを示し、その製品開発プロセスをFormlabsブースで紹介します。
製造ライン用にプリントされるカスタムパーツ:
Pankl Racing Systems社は、高性能な車両および航空宇宙産業のエンジンやドライブトレインの部品の開発および製造を専門としている企業です。Pankl社の特殊なパーツの1つ1つすべてには、カスタムのジグ、取付具およびその他の工具が必要で、これが実用までのコストと時間の負担になっていました。CES 2018では、完全自動化の3Dプリント生産ソリューションであるForm CellがPankl社のパーツをプリントして、少量バッチ製造における効率性を向上することを実証します。
Formlabsについて
Formlabsは強力で身近な3Dプリントシステムを開発、製造しています。ボストンに本社を、ドイツ、日本、中国に支社を置く同社は、MIT Media LabとCenter for Bits and Atoms出身のエンジニアとデザイナーのチームが2011年に設立しました。Formlabsは世界中のエンジニア、デザイナーおよびメーカーのためにプロフェッショナル3Dプリントの業界標準を確立し、教育、歯科学、医療、ジュエリー、調査など、さまざまな業界でイノベーションを加速しています。Formlabsの製品には、SLA方式3Dプリンタ Form 2、SLS方式3Dプリンタ Fuse 1、3Dプリント自動化ソリューション Form Cell、3DデザインのPinshapeマーケットプレイスなどがあります。Formlabsは、クラス最高の3Dプリントソフトウェアに加え、3Dプリント用にさまざまな高性能の素材も独自に開発しています。