2月29日、第60回岸田國士戯曲賞(白水社主催)の選考会が行われ、昭和大学医学部OBのタニノクロウさんが『地獄谷温泉 無明ノ宿』の上演台本により受賞した。
岸田國士戯曲賞は、1955年に創設された若手劇作家の登竜門。「演劇界の芥川賞」とも称される。
受賞者のタニノクロウさんは、精神科医の経歴を持つ異色の演劇アーティスト。
昭和大学医学部1年生のとき、全寮制の富士吉田キャンパスで行われたクリスマスイベントの演劇をきっかけに、当時休部状態だった演劇部を復活させ、そのメンバーで劇団を旗揚げした。卒業後は精神科医と並行して演劇活動を続け、2010年にセゾン文化財団フェローとなってからは演劇に専念。今回3度目のノミネートにして岸田國士戯曲賞に輝いた。受賞作品は4月ごろ、白水社から書籍として出版される。
【受賞したタニノクロウさんのコメント】
第60回岸田國士戯曲賞を受賞しました。本が出版された際には、ぜひご購入して読んでみてください。また今年は大阪と京都で、来年は東京で新作公演がありますので、ぜひ一度、生の演劇を観に来てください。これからも応援よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
【参考】
・タニノクロウさんを中心に結成された『庭劇団ペニノ』のホームページ
http://niwagekidan.org/
・「独特の舞台芸術に世界が注目する気鋭の演劇アーティスト タニノクロウ」(昭和大学『EDUCE』Vol.11より抜粋)
※添付のPDFをご参照ください。
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