2025年3月21日
株式会社 東芝
生産技術センターの移転について
当社は、当社グループ全体のモノづくりに共通して活用できる基盤生産技術の研究開発を担う「生産技術センター」を、2029年までに現在の神奈川県横浜市磯子区から先端・基盤技術の研究開発拠点である研究開発新棟「イノベーション・パレット」の他、当社グループの複数拠点が集まる同県川崎市幸区小向東芝町の小向事業所内に移転することを決定しました。
当社は、昨年5月に公表した中期経営計画「東芝再興計画」において、革新的技術の創出と早期事業化の実現、生産性の向上を目指しており、本移転はこの計画の一環です。
また、2月19日に公表したとおり、当社は4月1日付で「生産技術センター」を含むグループの研究開発部門を統合し、「総合研究所」を設立する予定です。組織および拠点の再編を進めることで、研究開発体制のさらなる最適化・効率化を図ります。
生産技術センターは1970年に生産技術研究所として発足し、複数の工場に駐在する形で技術分野を拡大し、継続して当社グループのモノづくりの根幹を支えながら、1992年に現在の神奈川県横浜市磯子区に集結、1999年4月に現在の名称に改められました。今般の移転は、研究開発体制の効率化の実現および建屋老朽化を踏まえたものであり、研究開発部門間、研究開発部門と事業部門間の連携や、社外との共創の加速を目指します。
なお、生産技術センターの現在の敷地について、当社は本日付で日清オイリオグループ株式会社との間で、不動産売買契約および土地賃貸借契約を締結しました。土地の所有権移転後、当社は同敷地を賃借し、移転先の整備を進め、移転後には更地化して2031年3月末までに明渡す予定です。
生産技術センターは、2025年4月以降も生産性向上と新たな価値創出の実現に向けた研究開発を継続していきます。
以 上