【龍谷大学】「龍谷の森」が関西私立大学で初めて環境省の「自然共生サイト」に認定

龍谷大学

ネイチャーポジティブの実現や世界目標の(30 by 30)の達成に貢献 3月26日(火)、環境省からの認定証交付および「龍谷の森」の視察を実施 【本件のポイント】 • 龍谷大学瀬田キャンパスに隣接する里山林「龍谷の森」が3月18日付で環境省の自然共生サイトに認定。関西の私立大学が認定されたのは初 • 環境省から認定証が交付。交付後には「龍谷の森」にある教育研究施設や植物などを視察 • 日本の大学で初めてネイチャーポジティブ宣言を発出した大学として、生物多様性保全に資する取組を先導するべく教育研究や人材育成等に注力し、持続可能な社会の実現をめざす 【本件の概要】  2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」の実現および30 by 30目標(2030年までに陸と海の30%以上を保全する目標)の達成に向け、環境省が「自然共生サイト※1」の認定を行っています。 この度、龍谷大学が所有する「龍谷の森※2」が自然共生サイトに認定されました(3月18日付)。これにより、「龍谷の森」の生物多様性の価値の維持や質の向上がより一層促進され、本学が長期計画「龍谷大学基本構想400※3」で掲げる持続可能な社会の実現に大きく寄与することが期待できます。 「龍谷の森」は、本学瀬田キャンパスに隣接する水平面積約38haの里山林です。本学が1994年に本土地を購入してから整備を進め、現在では、学生向けのフィールドワーク実習の場や里山学研究センター※4の研究フィールドとして活用されています。土地取得以降、独自の生態系を有し生物多様性が維持されていることから自然共生サイト認定に至りました。  3月26日(火)環境省職員により「自然共生サイト」の認定証の交付が行われました。入澤学長から挨拶、同省から選定理由の説明が行われたのち、先端理工学部環境生態工学課程の横田岳人准教授から「龍谷の森」についての説明が行われました。 交付式の後は同省職員が「龍谷の森」の視察を行い、横田准教授が龍谷の森実験室や森林観測タワーで行っている教育研究活動や自生している植物に関する説明を行いました。 【出席者のコメント】 本学は、自らを省みて他を利する「自省利他」の行動哲学を掲げ「仏教SDGs」を推進しており、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、反転させ回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」実現に向けた行動は、本学が率先して取組むべき内容です。「龍谷の森」の「自然共生サイト」への認定が、先般、大学初として発出した「ネイチャーポジティブ宣言」の具現化だけでなく、社会全体のネイチャーポジティブ実現にも行動変容にも寄与することを願っています。 (龍谷大学 学長 入澤 崇) 「龍谷の森」は、希少種を含む里地里山に特徴的な動植物種が多く生息生育しており、大学の教育研究と連携した里山管理と里山保全がされている点を高く評価しています。また、大学教育だけでなく、小中高等学校の教育や社会人教育も含めて、サイト全域を環境教育の場として活用している点も高く評価できます。都市近郊に位置する里地里山として、引き続き大学教育と連携した生物多様性保全や、地域住民などとの連携した取組に期待しています。 (環境省近畿地方環境事務所 所長 関根 達郎 氏) ※1 自然共生サイト:「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国(環境省)が認定する区域。認定区域は、保護地域との重複を除き、「OECM」として国際データベースに登録される。 (詳細) https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/ ※2 龍谷の森:約38haに広がり、コナラやアカマツが優占する針広混交林の二次林であり、近畿地方の典型的な里。 (詳細) https://satoyama.kenkyu.ryukoku.ac.jp/labo/ ※3 龍谷大学基本構想400:龍谷大学が創立400周年を迎える2039年度を見据えた2020年度から2039年度までの20年間を計画期間とする長期計画。 (詳細) https://www.ryukoku.ac.jp/400plan/ ※4 里山学研究センター:グローバルな自然共生型社会の実現に向けた文理融合型の研究機関として活動するセンター。 (詳細) https://satoyama.kenkyu.ryukoku.ac.jp/ ____________________________________________________________ 問い合わせ先:龍谷大学 瀬田キャンパス推進室 Tel 077-599-4048 seta-suishin@ad.ryukoku.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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