【高島屋創業190周年】見たことあるけど、見たことない。「クリエイティブリユース」
<IDEA R LAB 大月ヒロ子氏の監修>-廃材・端材からはじまる世界-
・会期:2021年3月10日(水)~8月29日(日)
前期:3月10日(水)~6月13日(日)
後期:6月16日(水)~8月29日(日)
・会場:高島屋史料館TOKYO 4階展示室
・開館時間:11時~19時/・休館日:月・火曜日
・入館無料
・主催:高島屋史料館TOKYO
・監修:大月ヒロ子(ミューシ゛アム・エテ゛ュケーション・フ゜ランナー)
不要なモノとして捨てられそうになった廃材や端材を、色や素材別に丁寧に分類・整理すると、ある時を境に「マテリアル=素材」としか見えなくなる瞬間がやってきます。そうすればしめたもの。それらをよく観察すると、新しい活かし方が思い浮かびます。不必要と思われたモノが、暮らしを豊かにする魅力的なモノに生まれ変わるのです。
本展では、倉敷市玉島の古民家を改装して国内初のクリエイティブリユースの拠点IDEA R LABを開設し、活動を行っている大月ヒロ子氏の監修のもとに、クリエイティブリユースの活動の一端をご紹介します。
前期の展示では、素材に生まれ変わった廃材や端材とともに、それらを使って作られたプロダクトを展示し、後期の展示ではクリエイターの作品もご紹介します。素材の面白さと美しさ、それを活かす人の創造力に触れ、心豊かな暮らしを実現するヒントになれば幸いです。
作られたランプシェード」 にした椅子」
モノと人との新たな関係を築きながら心豊かな暮らしをつくっていく、リサイクルの概念を超えた廃棄物の再利用の方法です。モノの生産、流通、消費の過程で出てしまう廃材や端材、あるいは使われなくなった建物などをそのまま捨てたり壊したりするのではなく、人間の創造力を以って新たな価値を生み出す取り組みです。
【大月ヒロ子氏とは】
ミュージアム・エデュケーションプランナー/有限会社イデア代表取締役
美術館学芸員を経て独立。ミュージアムづくり、展覧会監修、空間デザインなどを行う。クリエイティブリユースの実験室、レジデンス、廃材の分類・ストック・活用を行うマテリアルライブラリーを備えるIDEA R LAB主宰。