Formlabs、「Form 3L」の国内展開の詳細を発表
〜 Form 3の5倍以上の造形サイズを持ち、使いやすさと微細さだけでなく優れたコストパフォーマンスを兼ね揃えた新製品「Form 3L」の国内での展開を開始 〜
強力で身近な3Dプリントシステムを提供するFormlabsは本日、プロフェッショナル向けのLow Force Stereolithography(LFS™) 3DプリンタであるForm 3の5倍以上の造形サイズ(幅 335×奥行 200×高さ 300mm)を持ちながら、同等の使いやすさと造形の微細さや優れたコストパフォーマンス、ROI(Return on Investment:対投資効果)を兼ね揃えた新製品「Form 3L」を発表し、大型パーツの造形を必要とするお客様(特に製造業のお客様)向けに国内正規販売代理店を通じて販売を開始したと発表しました。日本国内における「Form 3L」の価格は1,806,000円(税別)で、2020年第4四半期(10〜12月)より順次、国内正規販売代理店を通じて出荷を開始する予定です。
Form 3LやForm 3の中核技術であるLFSは、光造形(SLA)方式へのまったく新しいアプローチで、レーザーとミラーを包含したLight Processing Unit(LPU)を使用し、造形の微細さと速度を両立しながら液体樹脂を等方性を持つパーツに硬化させます。Form 3Lは、2基のLPUを同時に使用(Form 3は1基)して、Form 3に比べ5倍大きく高速な3Dプリントを可能にします。
LFSによる3Dプリントの特長は次のとおりです。
- 完璧なプリント:モジュール式コンポーネントのLPUは、正確で高密度のレーザースポットを実現し、正確で再現性のあるプリントを実現。
- 容易に除去可能なサポートのタッチポイントが、パーツ表面をより滑らかに。
- 一貫したパフォーマンス:20以上搭載されたセンサーが、長期にわたって安定したパフォーマンスを維持するための理想的な条件を監視および維持。
- アップグレード可能なモジュール式コンポーネントと失敗しにくい設計により、より向上した稼働時間を実現。
Formlabsについて
Formlabsは、デジタル製作技術を拡張し、誰もがものづくりを行えるようにしています。米国マサチューセッツ州サマービルに本社を置き、ドイツ、日本、中国、シンガポール、ハンガリー、米国ノースカロライナ州にオフィスを持つFormlabsは、世界中のエンジニア、デザイナー、メーカーや意思決定者が求めるプロフェッショナル向け3Dプリンタを提供しています。Formlabsの製品には、光造形(SLA)方式の最新技術である「LFS」を搭載したForm 3とForm 3L、Form 2 SLA 3Dプリンタ、洗浄および二次硬化ソリューションであるForm WashとForm Cure、Fuse 1 SLS 3DプリンタやForm Cell 製造ソリューションなどが含まれています。またFormlabsは、独自の高性能素材ならびに業界最高クラスの3Dプリント用ソフトウェアの開発を通じて、3Dプリントの可能性を更に広範なものにしています。