障害者専用・優先スポーツ施設 全国に『141施設』存在することを発表

公益財団法人 笹川スポーツ財団

笹川スポーツ財団『障害者専用・優先スポーツ施設に関する研究2018』報告
共同研究者:藤田 紀昭(日本福祉大学 スポーツ科学部 学部長 教授)

笹川スポーツ財団(所在地:東京都港区 理事長:渡邉一利 以下:SSF)は、2018年度『障害者専用・優先スポーツ施設に関する研究』で、わが国には141の障害者専用・優先スポーツ施設があることがわかりました。
本報告の詳細は、SSFのウェブサイトで閲覧いただけます。
http://www.ssf.or.jp/report/category5/tabid/1702/Default.aspx

 
【主な結果】

障害者の運動・スポーツ活動のために、専用で利用、あるいは優先的に利用できる「障害者専用・優先スポーツ施設」は、全国に141施設あることがわかった。
内訳として、2015年調査時に把握した139施設から8施設が閉鎖、2施設が要件を満たさなくなったが、4施設の新設と、要件を満たした8施設が新たに加わった。

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■担当者コメント

 全国の障害者専用・優先スポーツ施設数は、139ヵ所(2015年度調査)から本調査では141ヵ所(休館2施設含む)と微増した。内訳は、新設(4ヵ所)、要件を満たした施設(8ヵ所)の12ヵ所が新たに対象施設に加わり、閉鎖施設(8ヵ所)、要件を満たさなくなった施設(2ヵ所)の10ヵ所が今回の調査対象から外れた。地域における障害児・者のスポーツ環境を整えていくためには、障害者専用・優先スポーツ施設が拠点施設として地域に認識され、近隣の公共スポーツ施設と情報交換、指導者派遣、スポーツ教室開催などの事業で協働してネットワーク化を進めていくことが、より多くのスポーツ機会の提供に向けた近道と言えるだろう。 
 
【笹川スポーツ財団 スポーツ政策研究所 主任研究員 小淵和也】


▼障害者専用・優先スポーツ施設一覧
http://www.ssf.or.jp/Portals/0/resources/research/report/pdf/2018_report42_02.pdf



 

 
■調査名:「障害者専用・優先スポーツ施設に関する研究 2018」
■調査期間:2018年9月~11月
■調査方法:郵送法による質問紙調査
■調査対象:
(1)身体障害者福祉センター(A型)
(2)旧 勤労身体障害者体育施設 
(3)旧 勤労身体障害者教養文化体育施設(サン・アビリティーズ)
(4)身体障害者福祉センター(B型)
(5)都道府県および政令指定都市リハビリテーションセンター 
(6)障害者更生センター
■障害者専用・優先スポーツ施設の要件
要件1:体育館、またはプールのいずれかを所有している
要件2:利用を希望する個人、および団体に施設を貸し出している
 

【笹川スポーツ財団とは】

公益財団法人 笹川スポーツ財団は、「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進するスポーツ分野専門のシンクタンクです。国、自治体のスポーツ政策に対する提言策定や、スポーツに関する研究調査、データの収集・分析・発信を行い、「誰でも・どこでも・いつまでも」スポーツに親しむことができる社会づくりを目指しています。

■公益財団法人 笹川スポーツ財団について

名称  : 公益財団法人 笹川スポーツ財団
代表者 : 理事長 渡邉 一利
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル3階
設立  : 1991年3月
目的  : スポーツ・フォー・エブリワンの推進
事業内容: ・生涯スポーツ振興のための研究調査
      ・生涯スポーツ振興のための研究支援
      ・生涯スポーツ振興機関との連携事業
      ・生涯スポーツ振興のための広報活動
URL   : http://www.ssf.or.jp/

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