研究成果のポイント
○イネゲノムより複雑な構造の雑穀シコクビエのゲノムを高精度で解読
○環境変動耐性や栄養価を高める品種改良に期待
横浜市立大学 木原生物学研究所の清水健太郎客員教授のグループは、新型のDNA解析装置を開発したアメリカ・バイオナノ ゲノミクス社、およびスイス・チューリッヒ大学、インド・バンガロール農業大学との共同研究により、複数のDNAシークエンサー*1のデータを組み合わせてゲノム配列を再構成するコンピュータ解析技術を採用し、複雑なDNAゲノムを持つ雑穀シコクビエゲノムを高い精度で解読することに成功した。
*1 DNAシークエンサー: DNA分子の塩基配列を読み取る機械。数百塩基の長さに断片化して高精度に大量に読み取る次世代(第二世代)シークエンサーと、読み取り精度は落ちるものの数千塩基程度の長さで塩基配列を読める第三世代シークエンサーが主流。
※研究の詳細は添付のPDFをご覧ください
▼本資料の内容に関するお問い合わせ
木原生物学研究所 客員教授・清水 健太郎
(スイス・チューリッヒ大学 進化生物・環境学研究所 兼任)
TEL: +41 44 63 56740(チューリッヒ大学)
TEL: 045-820-2429(木原生物学研究所)
E-mail: kentaro.shimizu@ieu.uzh.ch
▼取材対応窓口、資料請求など
研究企画・産学連携推進課長 渡邊 誠
TEL: 045-787-2510
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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