SAS、リスク・モデルの透明性を高める銀行・金融機関向け新ソリューション 「SAS(R) Model Risk Management」を発表

~厳しい規制基準へのモデル・ガバナンス・プログラムの作成を支援~

ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、銀行・金融機関向けの新しいモデル・ガバナンス・ソリューション「SAS(R) Model Risk Management」を発表しました。銀行は、リスクやバランスシート全体のストレステスト結果の集計と分析を通じ、自己資本比率の適切性やさまざまな業績評価指標、規制で必要とされる指標などの評価の実施義務という増え続ける規制要求に日々追われています。収益の正しい評価は数多くの複雑なモデルに依存するため、リスク・モデルの堅牢なガバナンス戦略を展開して、規制当局に説明しなければなりません。ビジネスの指標を算出するモデルと規制指標を算出するモデルの双方を能動的に管理できなければ、銀行は不確実性ありと評価され、自己資本強化を迫られる恐れがあります。

SASの新しいモデル・ガバナンス・ソリューションであるSAS Model Risk Managementは、銀行内のすべてのモデルを網羅的、かつ詳細に可視化することによって、関連するモデル・リスクとその所見を正確にモニタリングして管理できるようにします。このソリューションは、さまざまなモデルの利害関係者すべてのニーズを満たし、モデルの弱点を明らかにし、モデルの利用から導き出された結果の透明性を高めます。

IDC Financial Insightsのリスク/デジタル戦略担当グローバル・リサーチ・ディレクターのマイケル・ヴェルサーチ(Michael Versace)氏は、「私たちの業界では、モデル・ガバナンスは最高リスク管理責任者や最高コンプライアンス責任者にとっての基本的な要素、すなわち標準の作業手順にしなければなりません。すべてのリスクカテゴリーをカバーするモデルのリスク管理への取組みは、規模の大小を問わずすべての金融業界の規制対象機関にとって必須となる革新的なものです」と述べています。

モデルの関係性や銀行固有のワークフローの理解を含め、分析モデルのインベントリーを効果的に管理することは、規制要件の適合やビジネスニーズへの対応にとって欠かせないことであると、多くの銀行が認識し始めています。SASは、銀行が種類の異なるさまざまなソリューションへの依存から脱却して、包括的かつ集約的にモデル・リスクを可視化して、モデルのライフサイクル・ワークフローを管理できるソリューションを提供します。

この新しいソリューションは、さまざまなユーザーからのアクセスと完全なモデル検証プロセスを通して、ドキュメント管理やソースコード管理を含むモデル・インベントリー管理を一元的に行います。このソリューションのダッシュボードでは、銀行全体のモデルを集約的に表示し、問題のありそうな部分や改善の余地のある部分をピンポイントで表示できます。

SAS Model Risk Managementは、モデルの体系化、検証サイクル全体のサポート、変更要求や使用状況のトラッキング、アドホック対応、モデル関連の課題などの管理を可能にします。さらに、徹底した文書化とカスタマイズ可能なワークフローを通して、効果的な挑戦や改善計画のためのポリシー管理と例外管理を実行し、いかなるビジネスニーズにも応えられるようにします。

SASリスク調査・定量分析ソリューション担当シニア・バイスプレジデントのトロイ・ヘインズ(Troy Haines)は、「銀行の経営陣はもとより、規制当局側も、銀行がリスク・パフォーマンス・モデルをどのように開発・検証・承認・実行しているかについて、より厳しい目を向けています。SAS Model Risk Managementは、規制と日常業務の両方のモデル・ガバナンス要件を満たします」と述べています。

SASは最近、Chartis Research社が2014年に発表した「Chartis RiskTech100(R) 2014」および「Chartis OperationalRisk Management Systems for Financial Services2014 RiskTech Quadrant(R)」レポートでカテゴリー・リーダーに選出されました。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、革新的なソリューションを通じて、75,000以上の顧客サイトに、パフォーマンスを向上し、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約250名(http://www.sas.com/jp
SAS Institute Japanは、多くのお客様とパートナー企業に支えられ、日本において30周年を迎えることができました。「これからもAnalyticsでイノベーションを」を合言葉に、日本のアナリティクス市場の深耕を図り、日本の企業や社会に貢献してまいります。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

*2015年4月27日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • Facebook
  • デジタルPR研究所