文芸学部国文学科の学生が文理融合PBL型授業を実践
成城大学(東京都世田谷区 学長:杉本 義行)文芸学部国文学科小林ゼミ(指導教員:小林真由美教授)が、データサイエンス教育研究センターと協力して、文理融合PBL(Project Based Learning)型授業を実践しています。
今回の授業はデータサイエンスのスキルと古代国文学の知識を融合させる試みで、普段は萬葉集など古代国文学を専門としている小林ゼミの学生たちが3次元デジタル空間(メタバース空間)の制作に取り組みました。
素材としたのは、成城大学キャンパス内の樹木15か所に設置されている「萬葉歌プレート」。萬葉集に収録されている和歌に登場する樹木を選んで和歌と歌人名を記した銘板で、2018年に小林教授が中心となり設置しました。
今回のPBL型授業で制作に取り組んだのは、キャンパスの3次元デジタル空間をアバターが移動しながら、萬葉歌プレートとその解説文を読むことができるというものです。学生たちは和歌の解説文作成から空間の素材となる写真の撮影、3次元デジタル空間の制作を行いました。約2か月をかけて完成した作品は7月14日(日)、8月3日(土)、4日(日)のオープンキャンパスで来場者に展示・紹介されました。
一見全く違う領域のように感じられる古代国文学とデータサイエンスを関連付ける経験は、学生たちにとって自身の専攻する国文学の魅力を、デジタルスキルを通してわかりやすく他者に伝えるという発信力を鍛えることにもつながりました。
デジタル空間制作の技術指導には、データサイエンス教育研究センターと教育・研究協力協定を結んでいるJP UNIVERSE社
https://www.jpuniverse.com/に協力をいただきました。同社とは今回の取り組みのほか、データサイエンス教育研究センター主催のワークショップや教育講演会にご協力いただくなど様々な場面で連携を行っています。
▼本件に関する問い合わせ先
成城学園企画広報部 企画広報課
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