社長の堂埜と女性幹部社員が自らの経験と共にDEIを語る
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社(以下、くらしアプライアンス社)は、多様な人材が集うダイバーシティなチームによるチャレンジが、事業の持続的成長や顧客価値最大化の実現に重要であると考え、DEI推進に積極的に取り組んでいます。
本ニュースレターでは、5年ぶりにリアル開催され、くらしアプライアンス社がゴールドパートナーとして参画した国際女性ビジネス会議(主催:株式会社イー・ウーマン)の様子をお伝えします。
くらしアプライアンス社は「ダイバーシティ視点がイノベーションを生み出す」という国際女性ビジネス会議の趣旨に賛同し、昨年に続き2年連続でゴールドパートナーとして参画しました。7月28日の開催当日は、今年の会議テーマ「Diversity Leads」に沿って、社長の堂埜が「新しい事業を切り開く」をテーマに掲げたトークショーに登壇したほか、テーマ別ディスカッションを行う円卓会議には女性幹部社員が参加しました。また、会場に設けられた企業ブースでは、総勢約40名からなる調理ソフト開発者の専門メンバーで構成されたPanasonic Cooking@Labが出展し、モノづくりへの想いを伝えました。
【TOPICS】
◆くらしアプライアンス社 社長の堂埜がモノづくりにおけるダイバーシティについて語る
◆多様な視点でのヒット商品創出について女性幹部社員が経験と共に語る
◆調理家電におけるモノづくりへの想いやこだわりを実機と共に企業ブースで紹介 |
◆くらしアプライアンス社 社長の堂埜が、モノづくりにおけるダイバーシティについて語る
「新しい事業を切り開く」というテーマで、イー・ウーマン代表の佐々木かをり氏のファシリテートで、スペースデブリの除去などを行う株式会社アストロスケール上級副社長の伊藤美樹氏とトークショーを行いました。
堂埜は対談の中で、「ダイバーシティは、これからの家電事業にも大切。様々な使い手の気持ちになり、付加価値を付けて行く必要がある。自分たちの業界以外と組むことで、より深いニーズに応えていきたい。また、家電は20~30年使えるものもあり、不要になった家電を次の世代に引き継いだり、その時代に合ったものを提供したりすることで、家電メーカーとして“地球デブリ”を出さないようにする努力を行っていきたい。」と話しました。
登壇者:堂埜 茂(どうの しげる)
パナソニック株式会社 副社長執行役員 くらしアプライアンス事業担当
(兼)くらしアプライアンス社 社長
(兼)パナソニック株式会社 CX革新本部長 |
◆女性幹部社員が経験と共に語る、多様な視点でのヒット商品創出
ナノケア ドライヤーや頭皮エステをはじめとした様々な美容家電の商品開発やブランディングに携わり、Panasonic Beautyのポジション確立をけん引してきた女性幹部社員が円卓会議に参画。豊富なマーケティング経験を持つ他3名の参加者と共に、「多様な視点はヒット商品をこう創り出した!」をテーマに、自らの体験を交えながら語り合いました。
ディスカッションの中で、「当時の美容家電チームは、全員が美容に関心が高かったわけではなく、関心が高い人もいれば、関心のない人もいた。振り返るとそれ自体が多様な価値観の集まりのダイバーシティそのものであったと感じており、そのようなメンバーと共に、まだまだ現在のポジションが確立されていなかった美容家電に向き合ってきた」と、立ち上げ当初を振り返りました。
その上で、「ダイバーシティのチームというと、性別、国籍など様々なバックグラウンドの人を採用しなければという話になりがちだが、そもそも一人ひとりが多様な価値観をもっている。より良い商品や価値を生み出していくためには、相手を理解し、リスペクトする気持ちがベースになければ、何も成り立たない。普段から、相手のネガティブなところではなく、好きなところを見るようにし、好きなところを相手に伝えることを意識している」と、ダイバーシティに対する見解を述べました。
登壇者:清藤美里(きよふじ みさと)
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 経営企画センター 所長
(兼)パナソニック株式会社 CX革新本部 総括担当 上席主幹 |
◆調理家電におけるモノづくりへの想いやこだわりを実機と共に企業ブースで紹介
“おいしい”と“うれしい”を実現する技術をテーマに掲げ、調理ソフト開発に日々取り組む専門メンバーで構成された「Panasonic Cooking@Lab」が、担当製品(炊飯器、オートクッカー、オーブンレンジ、IHクッキングヒーター、冷蔵庫)におけるモノづくりへの想いやこだわりを説明しました。
当日は、調理機器に搭載している独自技術をわかりやすく工夫したデモンストレーションを実施。オートクッカーでは、カラフルな玉こんにゃくを用いて当社独自の「攪拌技術」を、自動計量IH炊飯器では使いやすさの要となるスマホでの炊飯設定やスケルトンモデルを用いた送米を紹介しました。さらに、来場者が五感で体験できるよう、IHクッキングヒーターや最新のAIカメラ付き冷蔵庫といった大型の製品を含む、各製品の実機を展示しました。
出席者からは、下記のような反響があり、パナソニックの技術やものづくりへの理解を深めていただけました。
・自動調理鍋オートクッカー ビストロ(NF-AC1000):
他社や一般的な圧力鍋との違い・メリットがわからなかったが、自動で調理出来ること、攪拌と高火力で 「チャーハンが抜群においしくできる」ことに驚いた。
・自動計量IH炊飯器(SR-AX1):
夏季のタイマー予約の心配事対応や、急な残業や会食の際に炊飯の予約時間を変更・キャンセル可能である点が実生活での活躍を想定でき、魅力に感じた。
・スチームオーブンレンジ ビストロ(NE-UBS10C):
冷凍と常温の食材を適当にグリル皿に並べるだけで、上手にセンシングで焼き上げてくれるなんて、子どもが小さかった時に欲しかった!
おまかせグリル機能で、“名もなきメニュー”が上手く加熱できるのはすごいと感じた。
・ビルトインIHクッキングヒーター(KZ-S1F7K):
今回一通り説明を聞いて、次はガスじゃなくてIHが欲しいと思った。
・AIカメラ搭載 冷凍冷蔵庫 CVタイプ(NR-F53CV1):
冷蔵庫がここまで進化とは!微凍結パーシャルはきっと手放せない機能で、はやうま冷凍機能は絶対欲しい! |
くらしアプライアンス社は、今後も社外イベントへの積極的な参加を通じて他社と互いに学び合い意見を交わしながら、さらなる発展と成長の機会に繋げるとともに、社員のダイバーシティ意識の醸成に取り組み、一人ひとりが活躍できる環境を実現していきます。
【パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社とは】
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社は、家電の開発・製造・リサイクルを中心に事業を展開しています。100年育んできたくらしに寄りそう力で、人と地球の未来に続く、感動の商品とサービスを創造することを目指しています。
そして、職場環境の整備と”誰もが輝く”新しい働き方の創造の両輪で、社員一人ひとりのウェルビーイングを実現する「人が生きる経営」を加速させていきます。