弘前大学医学部附属病院(青森県弘前市)は今年3月、弘前地区心身障害児者父母の会連合会の会長などを務める同市在住の三上瑛子さんから津軽塗のピアノの寄贈を受けた。このピアノのお披露目を兼ねて、5月15日に入院患者を対象とした院内コンサート「ピアノとオーボエの夕べ」を開催。市内の音楽家・古川佳子さん(ピアノ)と西沢勝則さん(オーボエ)がクラシックの名曲をはじめジブリ映画の音楽など馴染み深い曲を演奏した。
津軽塗は弘前の伝統工芸品として有名だが、このたび寄贈された津軽塗のピアノは今から約50年前に100台ほど限定製造されたうちの1台。三上さんの家族が長年大切に弾いてきたものだが、「患者さんはじめ大学病院の方々に音楽に親しんでいただきたい」という厚意から弘前大学医学部附属病院に贈られた。
同院では定期的に、入院患者を対象とした院内コンサートを開催している。今年度初めてのコンサートは5月15日に、このピアノのお披露目も兼ねて行われた。
当日は「ピアノとオーボエの夕べ」として、三上さんの音楽仲間でもあるピアニストの古川佳子さんとオーボエ奏者の西沢勝則さんが、ショパンの「子犬のワルツ」や「さんぽ」「崖の上のポニョ」といったジブリ映画の主題歌、「瑠璃色の地球」など、全13曲を披露。感染症対策のため入院患者に限定して開催されたが、会場となった外来待合ホールには多くの患者が訪れ、生演奏ならではのハーモニーに聴き入っていた。
なお、会場には看護週間を記念して看護部の企画によるフラワーアレンジメントが展示され、美しい生花の鑑賞も楽しんだ。
(参考:弘前大学公式サイト内)
・弘前大学医学部附属病院で津軽塗ピアノによる院内コンサートを開催
https://www.hirosaki-u.ac.jp/topics/95242/
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