DX時代に重要なナレッジ、そのマネジメントとセキュリティ

~スムーズな「情報×人のつながり創り」がビジネスを加速させる時代に~

ナレッジマネジメントとは
 ナレッジマネジメントは、企業や従業員が日々生み出す情報、知識、ノウハウ、経験などの知的財産(ナレッジ)の可視化・共有によって企業の競争力を高める手法として、1990年代から取り組まれていますが、企業を取り巻く環境が激しく変化する昨今、これらの変化に迅速かつ柔軟に対応していくために、企業が持つ強みそのものであるナレッジを有効活用していくことが、ますます不可欠となっています。

DX推進の鍵を握るナレッジマネジメント
 昨今、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響や働き方改革の取り組み拡大などによって、企業におけるDX推進が急速に進んでいます。変化の激しい時代において、企業が持続的に成長するためには、環境の変化に柔軟に対応して新しい価値を継続的に生み出すことが重要です。企業内部のナレッジは、企業固有の情報のため、質量とも十分な情報(ナレッジ)をインプットして活用していくことが、差別化の大きな要素となります。しかしながら、実際の働き方を見ると、社内外の情報リサーチに多くの時間を費やし、潜在的なナレッジを十分に活用できていないケースが多く見受けられます。
 ナレッジマネジメントを単にナレッジの管理手法としてではなく、継続的な価値を生み出すプロセスととらえ、企業の業務プロセスの中に組み込み、共有・分析し最大限に活用することが重要で、これによって業務の効率化、生産性および競争力の向上、さらにイノベーションの促進につながります。

ナレッジ共有の際のセキュリティ対策
 ナレッジマネジメントにおいてデータ資料を共有・管理する際、ドキュメントの情報種別ごとに管理を行っても、アクセス制限については、ファイルサーバへのアクセスを制御するにとどまり、ファイルサーバから離れると、個人情報や機密情報が含まれるファイル自体には制限がかけられていないということが多くあります。また、情報漏えいが発生した場合に追跡するためのログも、限定的となっているケースが多いのが実情です。これらの解決には人単位での認証や認可にシフトする必要がありますが、すべてのナレッジに対して一律に適用しては運用コストが高くなるため、目的に合わせたレベル設定が重要です。また、従来のオンプレミスの情報基盤では、物理的なアクセスやネットワーク的なアクセスを企業内に限定することにより情報漏えいを防止してきましたが、クラウドを活用する環境では、新しいセキュリティ対策が必要となります。

【参考情報】
「情報×人のつながり創り」を支援するナレッジマネジメントソリューション「knowler」

 これらの課題を解決するべく、NTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤原 遠、以下:NTTデータ先端技術)は、「情報×人のつながり創り」を支援するナレッジマネジメントソリューション「knowler(ノウラ―)」を提供しています。
 今回はクラウド活用時代のセキュアなナレッジ流通を実現するためのknowlerの機能として、暗号化したナレッジの共有、透かしによる利用制限、情報の流通制御、不正利用の制限・監視、ドキュメント活用状況のトレースといった機能を紹介します。

【セキュアなナレッジ流通を実現するための knowler の特長】
■暗号化したナレッジの共有
knowlerはAzure Information Protection(以降AIP)に対応しており、暗号化されたファイルでも権限に従った共有が可能です。これにより、ファイル作成者が指定したラベルに対する権限を有する場合のみ、検索が可能となり、ファイルの機密性に応じた柔軟な情報共有を実現します。

■透かしによる利用制限
knowlerは、ナレッジに透かしを埋め込むことで印刷やスクリーンショットなどの不正な利用を防止します。透かしには、ユーザー名や日時の情報が含まれ、スクリーンキャプチャなどの実行者を特定可能にします。

■情報の流通制御
knowlerとAIPの機能を組み合わせることにより、ダウンロードされたファイルに対して閲覧期限や回数制限などの条件を設定可能です。これにより、情報の流通を効果的にコントロールし、条件に合致しない場合はナレッジの閲覧や利用が制限されます。

■不正利用の制限、監視
knowlerとAIPを組み合わせることにより、ファイルのアクセス対する監査ログの取得が可能で、クラウド外部にダウンロードされたファイルに対しても、不正な利用があった場合には、警告やブロックなどの適切な対応を行う事が可能です。例えば、権限を持たない者にファイルが渡っても、ファイルにアクセスした際に検知が可能です。また、退職者などがナレッジを不正に持ち出したとしても、アカウントの権限を無効化することでナレッジの不正な参照を防止します。

【今後について】
 ナレッジの有効活用は、デジタルトランスフォーメーションを推進する上での鍵であり、企業が競争力を維持するために不可欠な要素です。しかし、ナレッジの円滑な流通には、安心で安全に共有できる組織の基盤が必要です。特に、エンタープライズ企業においては、情報セキュリティガバナンスの取り組みが強く求められており、その対策や安全確保が優先されます。
 今回紹介した機能は、エンタープライズ企業にとって、ナレッジの効果的な流通を促進する上で極めて重要な基盤となります。この機能を通じて、セキュリティと利便性を両立させ、企業内でのナレッジ共有と活用の促進に貢献したいと考えています。knowlerはエンタープライズのニーズに合わせたセキュリティ機能を提供し、DXの推進を支援することで、顧客のビジネス成長に寄与していきます。
 また、今後も生成AI等の最新のテクノロジーのknowlerへの取込みを通じてソリューションの拡充を進めていきます。


【関連リンク】
knowler特設サイト(NTTデータ先端技術)
https://www.intellilink.co.jp/knowler.aspx

【関連ニュースリリース】
「情報×人のつながり創り」を支援するナレッジマネジメントソリューション「knowler」を提供開始
~AIとMicrosoft Teamsを活用し、デジタル時代に求められる迅速な価値創造や働き方変革を実現~
https://www.intellilink.co.jp/topics/news_release/2021/051900.aspx

【会社情報】
■NTTデータ先端技術について
 NTTデータグループにおける技術スペシャリスト集団として、6つの技術分野(プラットフォーム、ソフトウェア、クラウド、AI、運用マネジメント、セキュリティ)を中心に新しい価値を生み出し、お客様のビジネスへ貢献するべく事業を展開しています。

*knowlerは、日本国内およびヨーロッパ地域におけるNTT DATA Spain, S.L.U.の登録商標です。
*文中の商品名、会社名、団体名は、一般に各社の商標または登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
■製品・サービスに関するお問い合わせ先
NTTデータ先端技術株式会社
ソフトウェアソリューション事業本部
ソフトウェア基盤事業部
MS基盤担当
E-Mail:knowler_jp@intellilink.co.jp

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
NTTデータ先端技術株式会社
ホームページ
https://www.intellilink.co.jp/
代表者
木谷 強
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒104-0052 東京都中央区月島1-15-7パシフィックマークス月島7F
連絡先
03-5843-6800

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