SAS、高等教育からK-12までの教育機関数千校の教育アナリティクスのニーズに対応するツールに選定

MHECとの契約を通じて、ほぼすべての州で教育機関がSASを導入し、
学生の成功や管理部門の改善のためのインサイトの取得が可能に

AIとアナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、中西部高等教育連合(MHEC)と新たな協定を締結し、全米の教育機関が低価格で同社のソフトウェアを利用できるようになったことを発表しました。入学者数の減少に直面する米国の大学は、データや教育アナリティクス(https://www.sas.com/ja_jp/learn/academic-programs.html)ソフトウェアを活用して、効率化を図ると同時に、学生がより良い成果を得られるようにしたいと考えています。また、教育機関の間でデータを共有し、より優れた成果やキャリアの実現のための道筋を明らかにすることも困難な状況です。

MHECのプレジデントであるSusan Heegaard氏は、次のように述べています。「MHECでは常に学生を第一に考え、より良い成果を上げられるようにすると同時に最大限の効率化にも取り組んでいます。今回のSASとの協力によって、高等教育機関で高度なデータアナリティクスや人工知能、機械学習といった機能を活用できるようになり、学生の成功を後押しするデータドリブンな意思決定が行えるようになりました」

今回締結された新たな契約により、MHECとSASはさらに広範な連携を行うことになります。MHECの加盟校は、SASのクラウドネイティブなAIとアナリティクスのプラットフォームSAS® Viya®が利用できるようになり、複数のシステムのデータをすべてまとめて、単一のオープンプラットフォームでシームレスに管理、統合、レポート、視覚化、分析まで行えるようになりました。SASは安全なホスティングやアドミニストレーションを提供して事務部門の負担を軽減し、各校がデータ接続や問い合わせ対応により注力できるようにして、本当に学生のためになる変革の推進に取り組めるようになります。

MHEC加盟校には割引価格に加え、これまでほとんどの高等教育機関が個別に交渉を行ってきた契約よりも有利な利用規約が適用されます。

SASの教育業界担当ディレクターであるNadja Youngは、次のように述べています。「教育界は今、まさに重要な転機を迎えており、今後数十年はAIのような高度な技術が教育機関の成功のカギを握ることになるかもしれません。MHECはSASと連携することによって、加盟各校にそうした転機を活かすチャンスを提供しようとしています」

進化する教育テクノロジーのニーズに対応
中西部高等教育連合(MHEC)は、州際協定を通じて米国中西部12州の大学、K-12学区および学校、政府機関を代表する組織です。さらに他の地域州間協定を通じて、米国の47州の教育機関がSASのさまざまなツールやテクノロジーにアクセスして、教育の質やアクセシビリティ、アフォーダビリティに関するインサイトを生成できるようになります。SASとの協定によって、加盟各校は以下が可能になります。
  • データアナリティクスを利用して学生の学習成果や学業成績、学校運営プロセスに関するインサイトを獲得
  • 統計アルゴリズムや人工知能(https://www.sas.com/ja_jp/software/viya.html)、機械学習によるデータドリブンな意思決定
  • 視覚化されたレポーティング・ソリューションによる管理機能や人事、ファシリティ、財務各部門の機能強化
  • セルフサービス型の情報提供による学生と教職員との関係強化
誕生から就職まで、データシステムをつなぐミネソタ州
教育に関連するあらゆるデータを統合することで、学校、さらに卒業後の学生の成功にとってどのような障害やチャンスがあるのかについて、インサイトを提供できるようになります。ミネソタ州ではこれまでMHECとSASの契約を利用して、 幼児教育からK-12(幼稚園から高校まで)、中等教育修了後および労働力のデータを統合して、教育成果の全容を俯瞰できる画期的な州横断型データシステム(https://www.sas.com/en/whitepapers/from-cradle-to-career-slds-112071.html)を開発してきました。

データウェアハウスは、誕生から幼児期、小中学校を経て高等教育、就職まで、個人の生涯を網羅するデータを蓄積しており、教育から雇用に至るさまざまな経路が含まれています。ミネソタ州教育局ではSASを利用して、複数の州機関で収集された3,000万件の記録を含め、50以上のデータソースから得た縦断的データの検証を行っています。

MHECの各地のパートナーがデータと視覚化で意思決定権者を支援
ネバダ州立大学(ラスベガス校)、南フロリダ大学、ウェイン州立大学、アイダホ州のウェストエイダ学区など、これまで全米各地の教育機関がMHECとSAS の協定の恩恵を受けて、意思決定にアナリティクスを取り入れてきました。

オクラホマ州立大学(OSU)では、この契約を活用して、それまでの人手によるレポーティングに代わるインタラクティブなレポート、データ視覚化、ダッシュボードとドリルダウン機能を開発しました。OSUは入学後、1年生の360度の全方位ビューを生成し、データを活用して退学率を低下させ、より多くの学生が卒業できるようにしています。

OSUでは人口統計、成績、財務、キャンパスライフ情報をそれまでの静的なレポートからインタラクティブなレポートに移行しました。意思決定権を持つ人たちは、異常を発見して教室の定員を最適化したり、退学率の高い学部を特定したり、情報に容易にアクセスできるようにすることで、迅速な意思決定が行えるようにしています。

教育界のレガシー
幼児教育からK-12校、学区や州の機関から中等教育以降の教育機関まで、SASは50年近くに渡って、あらゆるレベルの教育を支援してきました。大学ではSASを入学、卒業率の向上、機関研究、授業および学習に活用しています。米国の多くの州で、コロナ禍からの回復の取り組みを始め、財務や管理目標、学生の成功について、SASを活用した追跡と報告が行われています。

SASの教育アナリティクス(education analytics)(https://www.sas.com/ja_jp/learn/academic-programs.html)の詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

中西部高等教育連合(MHEC)について
中西部高等教育連合(MHEC)(https://www.mhec.org/about)は州際協定として、米国の中西部の州が一体となってベストプラクティスの開発や支援にあたり、共同での取り組みや費用分担の機会を創出しています。MHECはこうした取り組みを通じて、あらゆる人に確実で公平な高等教育の機会が与えられ、その成果が保証されるよう努めています。

MHECにはイリノイ、インディアナ、アイオワ、カンザス、ミシガン、ミネソタ、ミズーリ、ネブラスカ、ノースダコタ、オハイオ、サウスダコタ、ウィスコンシンの各州が加盟しています。MHEC加盟各州におけるこの契約の対象校の詳細についてはMHECのウェブサイト(https://www.mhec.org/contracts/technology)をご覧ください。また、こちらでニューイングランド高等教育委員会(NEBHE)、南部地域教育連盟(SREB)、西部州間高等教育協定(WICHE)に関する詳細もご参照ください。

*2023年10月9日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2023/october/mhec-education-student-success.html
本原稿はSAS本社プレスリリースの原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SASについて
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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