東京女子大学(東京都杉並区、学長:森本あんり)現代教養学部で実施している総合型選抜である「知のかけはし入学試験」が、文部科学省による「令和4年度 大学入学者選抜における好事例」に選定されました。
文部科学省は、高大接続改革や大学入学者選抜方法の改善を一層促進する観点から、他大学の模範となる好事例の選定を令和3(2021)年度から行っています。令和4(2022)年度については、延べ704大学・短期大学が回答した大学入学者選抜実態調査の中から、17件が選定されています。
入試の趣旨・概要
2017年度から導入している「知のかけはし入学試験」は、志願者の意欲・個性・学力・資質を出願書類、英語外部検定試験の成績、講義の要旨、小論文、グループディスカッションおよび面接等により多面的・総合的に評価して合否を判定する入試です。加えて、学納金相当額(本学桜寮に入寮する場合は寮費相当額も含む)を卒業までの4年間にわたって給付※する、本入試受験予定者を対象とした「挑戦する知性」奨学金があることを特徴としています。本入試は、検討当初から、成績優秀かつ経済的理由で進学することに困難をかかえる女子生徒に学びの機会を開くことも目的としていました。
※毎年度継続審査があります。
評価のポイント
今回は、「多様な学生の受入れへの配慮」に対して、特に「経済的理由により進学が困難な女子生徒に対して、総合型選抜に奨学金制度を付けることで、年内に進路を決定できるため、教員の負担が少なく学生も安心して進学できる」点が高く評価されました。
入試名称の「かけはし」という言葉は、本学の初代学長である新渡戸稲造が大学の入学試験に際し、「太平洋の橋になりたい」と大志を述べた逸話を踏まえています。本入試では、これまで個性豊かで意欲的な学生が80名以上入学しています。その中には、実際にこの制度がなかったら大学進学をあきらめていた学生もおり、本入試が本学でぜひ学びたいという意欲ある受験生と、知への好奇心を充足させる学びの場とを結ぶ「かけはし」となっています。
本入試は、今年度より現代教養学部全体で募集人員40名と、昨年度20名から倍増しました。本入試がより多くの受験生と本学の学びをつなぐ''かけはし''となり、入学後の学びが将来のキャリアへとつながる''かけはし''となることを願っています。
知のかけはし入学試験の詳細は、本学公式サイトに掲載中の入学試験要項をご確認ください。
https://www.twcu.ac.jp/main/admissions/dept-info/bridge.html
文部科学省HP「令和4年度 大学入学者選抜における好事例集」
https://www.mext.go.jp/content/20230525-mxt_daigakuc02-000005144_001.pdf
2024年度知のかけはし入学試験 実施概要
■出願資格
以下の要件をすべて満たしている女子。
(1)次の(1)~(3)のいずれかに該当する者
(1)高等学校もしくは中等教育学校を2024年3月卒業見込みの者
(2)通常の課程による12年の学校教育を2024年3月修了見込みの者
(3)文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を2024年3月31日までに修了見込みの者
(2)調査書の3年1学期(二期制の場合は3年前期)までの全体の「学習成績の状況」が3.7以上の者
■出願条件
出願に際して、2021年10月以降に受験した英語資格・検定試験の基準を満たしていること。
■選考方法
第一次選考:出願書類(志望理由書、活動報告書、調査書、外国語資格・検定試験の成績)による書類審査
第二次選考:講義の要旨、小論文、グループディスカッション、学科面接、基礎学力検査(数理科学科のみ)および出願書類の総合判定
■試験日程
出願期間 2023年 9月1日(金)~ 9月8日(金)〔締切日消印有効〕
第一次選考結果発表 2023年 9月29日(金)10:00
第二次選考 2023年10月15日(日)[試験場:東京女子大学キャンパス]
合格者発表 2023年11月1日(水)10:00
入学手続締切日 2023年11月15日(水)
入学辞退締切日 2024年 3月31日(日)*
*「挑戦する知性」奨学金に採用された場合は、入学を辞退することはできません
▼本件に関する問い合わせ先
東京女子大学
広報課
住所:〒167-8585 東京都杉並区善福寺2-6-1
TEL:03-5382-6476
FAX:03-3395-1212
メール:pr@office.twcu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/