新たなサプライヤー契約やパートナーシップの確立を背景に、投資家ネットワークを拡大
- Koch Disruptive Technologiesの主導するシリーズEラウンドにおいて1億800万ドルの資金調達を完了し、総資金額は3億ドル超
- Koch Disruptive Technologiesが、GLy Capital ManagementとAtreides Management LPを新たな投資会社に迎える
- 今回の資金調達は、Amazon、Piaggio、HCH Venturesなどを含む、Vayyar Imagingの一連の商業的な成功を反映
- 今回の資金調達により、機械学習およびディープラーニングの能力を強化し、公共安全、医療、ロボティクス、小売など、より幅広い業界での成長を加速し、市場を拡大
2022年6月6日、イスラエル テルアビブ発: 4Dイメージングレーダーのリーディング・カンパニーであるVayyar Imaging(バヤー・イメージング)は、本日、Koch Disruptive Technologies(以下、KDT)の主導するシリーズEラウンドにおいて、1億800万ドルの資金調達を完了し、総資金額が3億ドル超となったことを発表しました。
今回のラウンドでは、KDT、Battery Ventures、Bessemer Ventures、More VC、Regal Four、Claltechなどの既存投資会社に加え、GLy Capital Management とAtreides Management LPが新たに加わりました。また、中国国内の投資活動を支援することを目的に、チャイナ・インターナショナル・キャピタル(CICC)を主席財務アドバイザーに起用しました。
Vayyar Imagingは、無線周波数テクノロジーを利用した早期乳がんの効果的な発見を目指して設立し、現在では事業を高齢者介護、自動車、小売、公共安全を始めとするさまざまな業界に拡大しています。最先端のレーダー・オン・チップ、独自のソフトウェアスタック、画期的な機械学習アルゴリズムによって構築されたソリューションを提供しています。
高齢者介護分野においては、高齢者介護向け見守りセンサー「Vayyar Care」を提供し、世界の主要なナースコールシステムと統合することで、自動的に転倒を検知し、データによる行動予測分析を行って、高齢者を見守ります。
Vayyar Imagingは4兆元(約6,250億ドル)規模とされる中国の「シルバーテクノロジー」市場における当社の高齢者介護テクノロジーの活用を進めるため、Haierの子会社であるHCH Venturesとジョイントベンチャー契約を締結しています。また、Amazonとは、健康や安全、セキュリティに至るまで、遠隔モニタリングに関するパートナーシップを確立しています。
自動車分野においては、4Dイメージングレーダーをベースとするプラットフォームを開発し、ICMS(車室内監視システム)、ADAS/ARAS、AVドメインの各領域にわたりコスト効率に優れた高度な安全機能を実現します。同社のARASプラットフォームは現在、Piaggioグループの自動二輪車への実装に向けた量産体制に入っており、世界で最も危険度の高い道路利用者に卓越した安全を提供することになります。さらに、日本やベトナムの自動車メーカーとサプライヤー契約も締結しているほか、ICMSおよびADASの双方について、その他のほぼすべてのOEMやサプライヤーと先進的な協力関係を構築しています。
Vayyar Imagingは日本や中国をはじめ、新たに5つの地域に現地オフィスを開設し、今後も引き続き、さまざまな業界で事業活動を拡大します。機械学習機能を搭載したイメージングソリューション製品群とスマートビル、ロボティクス、小売、公共安全等の分野で、ソリューション統合を進めていく予定です。
また、強力な販売パイプラインとワールドクラスの特許ポートフォリオを強みとし、主要な分野におけるリーダーの地位を一層強固にしていくとともに、新たな分野にも活動規模を広げ、南北アメリカ、EMEA、東アジアにおけるプレゼンスを高めていきます。
Koch Disruptive Technologiesのシニア・マネージング・ディレクターであるブレット・チャッグは次のようにコメントしています。
「KDTは、世界規模で人々の健康と安全を向上させるというVayyar Imagingのビジョンを後押しできることを嬉しく思います。Vayyar Imagingの4Dイメージングレーダーの技術は、米国をはじめ世界中の高齢者介護、自動車、医療、スマートホームの市場を変革しています。私たちは、同社の継続的な成長加速に貢献できることを楽しみにしています。」
Vayyar Imagingの共同創業者兼 CEO である ラヴィヴ・メラメドは、次のようにコメントしています。
「KDTをはじめとする既存投資会社の皆さまとのパートナーシップをさらに深めていくと同時に、今回新たに手を組んだ皆様とパートナー関係を構築できることを誇りに思います。世界経済が困難に直面する中で、今回の新たな資金調達を実現できたことは、当社の使命が強く支持されると同時に、技術力の高さおよび企業としての戦略的な俊敏性に対する全面的な信頼を得ていることを示します。」
※本プレスリリースはVayyar Imagingが2022年6月6日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
以上
Koch Disruptive Technologiesについて
Koch Disruptive Technologies(以下、KDT)は、変革をもたらす企業の立ち上げを目指す、信念を持った起業家とパートナーシップを組む、唯一無二な投資会社で、臨機応変にマルチステージでの投資アプローチを提供します。機能変革、既存事業の枠組みの超越、新たなプラットフォームへの拡大を支援できる企業と連携しています。KDTはKoch Industriesの子会社で、世界最大級の株式非公開企業であり、70以上の国で事業を展開し、年間約1,250億ドルの収益を上げています。KDTはKochグループのあらゆる能力やネットワークを駆使し、独自の資金調達ソリューションの構築、長期的な相互利益を目指す考え方により、パートナー企業が能力を最大限に発揮できるよう支援します。
Vayyar Imaging(バヤー・イメージング)について
Vayyar Imaging は4Dイメージングレーダーのリーディング・カンパニーです。高齢者介護、自動車、小売、セキュリティ、医療など、幅広い分野向けにソリューションを提供しています。小型で手頃な価格、そして汎用性の高い次世代センシング技術を提供することで、より安全な世界の実現を目指します。