学校法人追手門学院(大阪市中央区、理事長:川原俊明)はこのたび、運営する追手門学院大学の特設サイト「OTEMON VIEW」に「性的マイノリティ(LGBTQ)が直面する住宅問題。賃貸契約や不動産購入における社会課題とは」と題した記事を掲載した。住宅政策を専門とする地域創造学部・葛西リサ准教授と、NPO法人カラフルチェンジラボの代表を務める三浦暢久氏が、これまで実態が明らかになってこなかったLGBTQ当事者の住宅問題について語る。
葛西リサ(くずにしりさ)准教授は、主にシングルマザーの住宅問題をテーマとして講演活動や執筆活動を行っていたが、そうした中で、セクシュアルマイノリティの当事者からの声も届くようになった。そこで、LGBTQの人たちが住宅を探す際に直面している課題を明らかにしようと、当事者へのアンケート調査を2020年と2021年に2度実施。2021年に行った2回目の調査ではNPO法人カラフルチェンジラボ(代表:三浦暢久)と共同で、約1,800名から当事者たちの悩みや不安を集めた。
その結果、生活の基盤となる住まいの選択に、セクシュアルマイノリティの人々が不自由を感じている実態が明らかになった。
今回の記事では、2回目の調査の速報値をもとに、これまで実態が明らかになってこなかったLGBTQ当事者の住宅問題について、葛西准教授と三浦暢久氏に話を聞く。
【ポイント】
■見過ごされてきた性的マイノリティの住宅問題
○当事者たちから届けられた声
○先行研究なし。実態を明らかにしようと始まった調査
■調査から見えてきた実態とは
○1ヶ月間で寄せられた当事者1800人からの回答
○不動産業者に行くのに「不安を感じる人」が約4割
○ご近所づきあいにも存在する壁
■当事者の声をひろげ、不動産業界の当たり前を解消
○不動産業界特有の障壁
○芽吹き始めた企業での取り組み
○社会課題として認知を拡げる
※記事本文は下記URLを参照。
https://newsmedia.otemon.ac.jp/2239/
●「OTEMON VIEW」
学校法人追手門学院が大学公式ホームページに開設している特設サイト。「ニュースの面白さは、見方次第。」をコンセプトに、日々移り変わる世の中の出来事を同大の教員らが教育・研究成果などの専門的知見に基づいて読み解いた記事を掲載している。
URL:
https://newsmedia.otemon.ac.jp/
(関連記事)
・追手門学院大学の葛西リサ准教授が11月21日の「セクシャルマイノリティと住まいの保障 -- 住まいと暮らしの多様性 -- 」に登壇 -- セクシャルマイノリティの住まいを巡る課題について講演(2021.11.16)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-47074.html
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