シュローダー(本社:英国 ロンドン)とシュローダー・グループの一員でエマージング市場インパクト投資のスペシャリストであるブルーオーチャードは、ブルーオーチャード気候変動債券戦略に、設定から3カ月足らずで1億ドルの資金が集まったことを発表しました。
ブルーオーチャード気候変動債券戦略(以下、当戦略といいます)は、グリーンボンドを含む環境に焦点を当てた様々なプロジェクトに投資し、国連の気候関連の持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
ブルーオーチャード インベストメント・ソリューション ヘッド マイケル・ウェラのコメント
「これほど早期に一つの節目を超えられたことで、新興市場においてプラスの環境変化をもたらすことを目的とした気候インパクト戦略に対し投資家の強い需要があるという我々の予想が裏付けられました。
また、これは、インパクトと投資リターンにおいて優れた成果をもたらしてきたブルーオーチャードの20年にわたる経験に対する投資家の皆さまの信頼の証と考えています。」
シュローダー プロダクト・ソリューション・クオンツ担当グローバルヘッド カロリーナ・ミニオ・パルエロのコメント
「私たちは、気候変動を世界の主要な脅威の一つと認識し、投資家として、プラスの影響をもたらす分野に資本を誘導することで、世界に変化をもたらす役割を担っています。
当戦略はまさにそれを可能にするものであり、投資家の皆さまからのご理解と積極的な投資姿勢は、その裏付けと考えています。
上場・プライベートの両市場における専門知識を活用し、エマージング市場やフロンティア市場における投資効果を最大化することで、気候変動問題の抑制に資するものになると考えています。」
当戦略の投資対象は流動性のある債券で、再生可能エネルギー、エネルギー効率、グリーンビルディング、クリーンな交通手段など、調達資金が環境や社会に対して明確な利益をもたらすプロジェクトへの融資やリファイナンスに用いられる銘柄に投資を実施します。
社会的なプロジェクトや環境保護活動への資金提供に結びつく、サステナビリティ・ボンドやサステナビリティ・リンク債にも投資を行います。ブルーオーチャードは、その強固な投資プロセスに基づき、新興市場に重点を置き分散された気候インパクト債券ポートフォリオを構築しています。
当戦略では、ブルーオーチャードのエマージング及びフロンティア市場における存在感とインパクト投資における20年の実績が基盤となっています。さらに、独立機関に検証*されたブルーオーチャードのインパクト投資およびESG投資プロセスが活用されてます。
ブルーオーチャードは、プラスのインパクトを最大化する一方で、インパクト目標とESGリスク要因をモニター、計測し、投資を行っています。
*ブルーオーチャードは、2019年4月「インパクト投資の運用原則」に署名しました。このコミットメントの一環として、ブルーオーチャードのインパクト投資のフレームワークである「B.Impact」は、Tideline社のグループ企業で、投資家や企業向けにインパクト検証サービスを提供するBlueMark社により、1年後に検証を受けています。
シュローダーは2019年にブルーオーチャードの株式の過半数を取得しました。今年、Global Impact Investing Network (GIIN)にも参加したことで、サステナビリティとインパクト投資における主導的地位の確立に向けて新たな一歩を踏み出しました。
インパクト投資の先駆者であるブルーオーチャードは、今年で20周年を迎えました。2001年の設立以来、90カ国以上で80億ドル以上の投資実績を積み、世界でも有数のインパクト投資運用会社に成長しました。投資を通じた貢献により、エマージング及びフロンティア市場において、2億1,600万人以上の貧困層、社会的弱者層の人々が、金融関連サービスを利用できるようになりました。
以上
■シュローダー・キャピタル
シュローダー・キャピタルは、投資家の皆さまに、幅広いプライベート・アセットへの投資機会、ポートフォリオの構成要素、カスタマイズされたプライベート・アセット戦略へのアクセスを提供します。プライベート・マーケットにおけるすべての資産クラスにおいて、直接投資とソリューションを組み合わせ、業界最高水準のリスク調整後リターンを提供することに注力し、20年以上にわたり事業を展開しています。
シュローダー・キャピタルは、パフォーマンス、コラボレーション、高潔に特長づけられた文化を基盤に、厳格なアプローチにより持続的に魅力的なリターンを達成することを目指しています。
665億ドル*を運用するシュローダー・キャピタルは、不動産、プライベート・エクイティ、セカンダリー、ベンチャー・キャピタル、インフラストラクチャー、証券化商品、プライベート・デット、保険リンク証券、インパクト投資(ブルーオーチャード)など、多様な投資戦略を提供しています。
*2021年6月30日現在
■ブルーオーチャード
ブルーオーチャードは、シュローダー・グループの一員でインパクト投資に特化した世界有数の資産運用会社です。インパクト投資の先駆者として、投資家に魅力的なリターンを提供すると同時に、地域社会や環境に対して持続的にプラスのインパクトを与えることを目指しています。ブルーオーチャードは、2001年に国連主導で設立された、世界初のマイクロファイナンス投資の民間運用会社です。
ブルーオーチャードは、幅広い資産クラスにおけるインパクト投資ソリューションを提供しています。インパクト投資ソリューションをすべての人々にお届けし、社会や環境に利益をもたらすような資本の活用を推進することを目指し、エマージング及びフロンティア市場の何百万人もの起業家と投資家をつないでいます。
高い専門性を持つ運用会社として、また革新的なブレンデッド・ファイナンスのスペシャリストとして、世界に洗練された顧客を持つとともに、世界の主要な開発金融機関から信頼されるパートナーでもあります。これまでに、90カ国以上で80億ドル以上の投資実績を積んできました。2021年6月時点で、投資を通じた貢献により、エマージング及びフロンティア市場において、2億1,600万人以上の貧困層、社会的弱者層の人々が、金融関連サービスを利用できるようになりました。詳細については、ウェブサイト(www.blueorchard.com)をご覧ください。
■シュローダー・グループのESGの取組み
「質の高いコーポレートガバナンス体制を確立し、本業を通じて、環境や社会の変化および課題解決に対応する企業は、長期的に企業価値の向上と持続的成長が期待できる」という考えのもと、シュローダーは20年以上、ESGの要素を取り込んだ運用を実践しています。
ESGの観点を加味した運用を通じて、社会や環境にインパクトを与える真の企業価値向上を促すと同時に、社会や経済全体の利益となり、投資収益の拡大にも繋がることを目指しています。
■シュローダー・グループの概要
シュローダー・グループは、資産運用サービスを通じてよりよい未来への貢献を目指す、英国屈指の独立系資産運用グループです。ロンドン証券取引所に上場しています。
1804年の創業以来200年以上にわたり、年金基金から機関投資家、個人投資家まで、世界の投資家に、長期的な視点に立ち幅広い投資ソリューションを提供しています。現在、運用資産総額は約107兆円*に上ります。
日本とのかかわりは古く、1870年(明治3年)、日本初の鉄道敷設のために日本政府が初めて発行した国債の主幹事を、シュローダーが務めたことにさかのぼります。1974年には東京事務所を開設し、日本における事業の本格的な第一歩を踏み出しました。
幅広い資産運用サービスを提供する現在も日本株式運用を事業の中核の一つに据え、約150年前と同様、日本の未来への投資を通じて歴史を紡いでいます。
※2021年6月末現在。* 7,004億英ポンド、1英ポンド=153.32円換算。
※本資料におけるシュローダー・グループとは、シュローダーplcを直接もしくは間接的に親会社とする会社などを言います。
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