マルチギガビット車載用Ethernetテスト・アプリケーションにより、自動車における高速データ転送と先進技術を実現する、高速信号の確実なテストを可能に
テクトロニクス(所在地: 東京都港区、代表取締役: Kent Chon)は本日、TekExpress™マルチギガビット車載用Ethernetコンプライアンス・テスト・ソリューションを発表しました。複雑な自動車設計の要件に適合した、市場初のソリューションです。
自動運転、5G、コネクテッド・カー・ソリューションの開発などの新しい自動車開発では、これらの技術に対応するための膨大なデータ量を伝送するパス(経路)において、車内の電子サブシステム間で信頼性の高いデータ伝送を確認する必要があります。
自動コンプライアンス・アプリケーションであるTekExpressマルチギガビット車載用Ethernetコンプライアンス・テスト・ソリューションは、最高10GbpsのPMA(Physical Media Attachment)伝送測定要件に適合するための、マルチギガビットEthernetのチップセットおよびECU(Electronic Control Units)の迅速、正確、信頼性の高い検証、デバッグが可能です。完全な自動コンプライアンス・テスト・ソリューションは、最新バージョンのIEEE 802.3ch MultiGBASE-T1仕様に対応しています。
Market Solutions社、ジェネラル・マネージャのRaajit Lall氏は次のように述べています。「テクトロニクスのコンプライアンス・テスト・ソリューションは、マルチギガビット車載用Ethernetコンプライアンス・テストにおいて、高い信頼性、優れた操作性、迅速さというニーズに応えてくれます。マルチギガビットEthernetは、PAM4変調で高速のデータ・レートと信頼性を実現していますが、シグナル・インテグリティの壁が高く、コンプライアンス、デバッグ、検証では高性能な測定が必要になります。DPOJETやPAM4解析などのデバッグ・ツールにより障害の原因が迅速に特定できるため、時間が節約できます。テクトロニクスはOpen Allianceに積極的に参加しており、当社のエンジニアリングの知識、経験によって車載ネットワークのテストの仕様、方法の開発を進めることで、信頼性が高く、コスト効果に優れたテストが可能になります」
今回の新製品発表は、テクトロニクスのオシロスコープとシームレスに機能する、車載用Ethernetにおける業界トップクラスの自動コンプライアンス・ソリューション・ファミリの一部です。また、この新しいアプリケーションはTekExpress自動化フレームワークを使用しているため、エンジニアは新しいソフトウェア・インタフェースを覚える必要がありません。このアプリケーションは、既存の車載用Ethernet規格である10BASE-T1S、100-BASE-T1、1000BASE-T1の車載用ネットワーク・ソリューションを強化するものです。
テクトロニクスのIEEE 802.3chマルチギガビットEthernet自動コンプライアンス・アプリケーションはDPO70000SX/DXシリーズ・オシロスコープで実行し、10G/5G/2.5GBASE-T1車載用Ethernet PMAトランスミッタのコンプライアンス・テストが実行できます。価格と製品詳細については、お問合せください。
テクトロニクスについて
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト/計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。
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