玉川大学(東京都町田市/学長:小原芳明)と町田マルイ・モディ(株式会社丸井グループ)との共創の取り組みとして、芸術学部メディア・デザイン学科の学生が12月11日(金)から1月12日(火)までの期間で展示される町田マルイのウィンドウディスプレイを担当します。これは、芸術学部メディア・デザイン学科が展開しているプロジェクト授業「メディア・デザイン・プロジェクト」の一環として行われ、学生が企画からデザイン制作まで携わっています。
このプロジェクトは2018年に始まり今年で3回目になります。コロナ禍という異例の環境の中、学生20名がこのプロジェクトに取り組んでいます。この状況下で改めて考えさせられたのが、「人とのつながり」です。なかなか先が予測できなくて暗くなりがちな状況の中、「少しでも安らいでほしい」という想いを込めてデザインしました。今年も町田マルイ2階小田急線町田駅側とJR町田駅側のウィンドウ二箇所で『光のサーカス』シリーズを展開します。是非お楽しみください。
● 町田マルイ×玉川大学芸術学部ディスプレイ概要
「町田のマルイが光り踊る。光のサーカス2020」
【日 時】
小田急側:2020年12月11日(金)〜12月25日(金)
JR側:2020年12月11日(金)〜2021年1月12日(火)
【場 所】
町田マルイ 2階ペデストリアンデッキ・ウィンドウ
<コンセプト>
デザインコンセプトは「光」「人とのつながり」です。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で改めて人とのつながりの大切さを実感した人が多いと思います。この授業も実際に集まって作業できる機会の激減など、少なからずウイルスによる影響を受けました。そんな中、少しでも落ち込んだ心が明るくなってほしいという思いを込めディスプレイをデザインしました。それを表現するのにサーカスはとても適していました。
ウィンドウのメインテーマである『サーカス』から連想される派手な色彩、非日常感やテント、動物モチーフを中心にデザインに盛り込みました。さらにシルエットの多用、ストリングカーテンの使用によってコンセプトである「光」を際立たせるデザインになっています。
小田急側のディスプレイ、中央に設置される人間ピラミッドが今薄れつつある「人とのつながり」を思い起こさせます。この年末の忙しい時期にウインドウ前を行き交う人に、少しの安らぎをあたえられればという思いを込めました。
ポスターは、ディスプレイに沿った形でサーカスのイメージを伝えつつ、「カラフル」を意識したポスターとなりました。ディスプレイによって、人々の気持ちを明るくさせる、ということをポスターでも伝えています。
〈プロジェクトの流れ〉
今回のプロジェクトに参加した学生は20人です。学生の指導には百貨店や企業などの空間デザインを手がけてきた芸術学部メディア・デザイン学科、志村雄逸教授が当たっています(プロフィールは下記参照)。
今年はコロナの影響で、例年と違い、授業開始の遅れ、遠隔と対面を合わせた授業形態、マルイ町田店担当者との打ち合わせ中止など異例の事態となりましたが、10月上旬に企画・模型制作・プレゼンテーション班、広報班、記録班、ポスター班に分かれ、このプロジェクトを進めてきました。11月5日にマルイ町田店担当者の前でデザインコンセプト、ポスターのプレゼンテーションを実施、フィードバックを受けさらに試行錯誤し、現在展示物の制作を進めています。
学生からは、前年より一層タイトなスケジュールや作業などへの不安の声もありましたが、オンライン会議システム(Zoom)やLINEを活用して時間を有効活用する、感染症対策をしながら少人数で集まるなどの形態をとることで一丸となって作業にあたっています。
なお、本プレスリリースも、広報班の学生が作成しました。
●志村 雄逸(しむら ゆういつ) 教授プロフィール
千葉大学工学部工業意匠学科卒業。NECデザインセンターでスペースプロモーションのデザインと特注製品の制作までを担当。さらにソニー株式会社で音響空間のデザインや特注製品のデザイン・制作を多数行う。昭和女子大学特任教授を経て2018年4月より玉川大学芸術学部メディア・デザイン学科教授に就任。
▼本件に関する問い合わせ先
玉川学園 教育情報・企画部 広報課
長野
住所:〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
TEL:042-739-8710
FAX:042-739-8723
メール:pr@tamagawa.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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