東京工科大学(学長:大山恭弘)は、医療保健学部作業療法学科の学生グループ(澤田辰徳准教授 研究室 所属)(注1)による卒業研究論文「我が国の作業療法部門管理の問題における傾向分析」が、学術誌「日本臨床作業療法学研究2020」(Vol.7)に掲載(注2)されましたのでお知らせいたします。
拡大するリハビリテーション需要を担う作業療法士の部門管理者が有する問題を、各施設へのアンケート調査をもとに傾向分析を行った国内でも希少な研究として評価されたもので、同研究室では、同研究をベースに全国的な調査に着手しています。
同研究では、作業療法士の所属する約50施設(有効回答数20施設)の管理者に対して、問題認識として「悩み」の1〜3位をあげてもらうアンケート調査を実施、大規模調査に向けたパイロットスタディとして問題の分析・類型化を行いました。これによると、「職員の育成」「新人の人材育成」「人員管理」「経営管理」「人材不足」「離職」「教育システム」「他職種との連携」といった「働きやすさ・働きがいのある職場」に関連する傾向がみられるほか、これらの人員不足や能力差などに伴う「医療の質」といった課題意識も明らかになりました(図1)。
(注1)医療保健学部作業療法学科4年在籍 一戸基矢(写真中央)、三浦和紗(写真左)
(注2)日本臨床作業療法学会、2020年10月15日発行
論文名「我が国の作業療法部門管理の問題における傾向分析─パイロットタディ─」
掲載号URL
http://jscot.kenkyuukai.jp/journal2/journal_detail.asp?journal_id=3500
■医療保健学部リハビリテーション学科作業療法学専攻WEB:
https://www.teu.ac.jp/gakubu/medical/ot/index.html
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/