象嵌技法の第一人者・今井政之90歳、新たなる旅の始まり 文化勲章受章記念 情熱の藝術 -土と炎の先へ- 今井政之 卒寿展

【会期・会場】
 東京=2020年9月23日(水)~29日(火) 日本橋高島屋S.C.本館6階美術画廊
 大阪=2020年10月14日(水)~20日(火) 大阪高島屋 6階美術画廊
 京都=2020年11月25日(水)~12月1日(火) 京都高島屋6階美術画廊


「窯変 蘇眉 大皿」 径74.0 高12.5cm                   

このたび高島屋では、めでたく卒寿を迎えられます今井政之先生の新作展を東京日本橋・大阪および京都の各店にて開催させていただく運びとなりました。
先生は1930年大阪市に生まれ、備前で修行されたのち、京都にて楠部彌弌先生に師事されました。1978年には故郷の広島県竹原市に登窯・穴窯を築かれ、象嵌技法の第一人者として幅広い焼成技法の研究に取り組んでこられました。

身近な「いきもの」や「植物」などを研ぎ澄まされたデッサン力で華麗かつユーモラスに捉え、面象嵌を主調とする象嵌技法と味わい深い土味との調和や窯変によって創り出される作品で独自の境地を開き、国内外を問わずご活躍を続けておられます。
その芸術性と作陶への情熱を日々のご研鑽によりさらに高められ、日本の文化に多大な貢献と役割を果たし続けていらっしゃる先生は、2011年に文化功労者として顕彰され、2018年には文化勲章を受章なさいました。


「白砂瓷 夜鷹 花瓶」 径15.0 高25.0cm

また、2019年にはご制作拠点である京都市の名誉市民として表彰をお受けになり、京都工芸美術作家協会顧問を務めるなど、後進の育成にもお力を尽くしていらっしゃいます。
卒寿を控える今もなお、創作への情熱は留まるところを知らず、作品の円熟味と濃厚さは増すばかりです。
今展では全身の力を込めて挑まれた「大皿」や、近年精力的に取り組んでいらっしゃる「白砂瓷」、また、幼き頃に疎開先で日々目にしておられた瀬戸内を原風景とし、ご自身の生涯をかけて取り組まれていらっしゃる平和を祈念した作品を中心とした渾身の力作を一堂に展観いたします。

「備前 望潮 香爐」 径14.5 高11.0cm

【略歴】
1930年 大阪に生まれる
1952年 楠部彌弌に師事
1965年 日本陶磁協会賞受賞
1968年 日本現代工芸美術展審査員
1976年 日展評議員となる
1993年 京都府文化賞功労賞受賞
1998年 第54回日本藝術院賞受賞
2003年 日本藝術院会員となる
2004年 日展常務理事、京都府文化財団理事となる
2008年 京都府文化賞特別功労賞受賞
2009年 旭日中綬章受章
2011年 文化功労者顕彰
2018年 文化勲章受章
2019年 京都市より名誉市民の称号を受ける

【お問い合わせ】 日本橋高島屋S.C.本館 TEL (03)3211-4111(代表)

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この企業の情報

組織名
株式会社高島屋
ホームページ
https://www.takashimaya.co.jp/
代表者
村田 善郎
資本金
5,602,512 万円
上場
(旧)東証1部,大証1部
所在地
〒542-8510 大阪府大阪市中央区難波5丁目1-5
連絡先
06-6631-1101

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