東京女子大学(東京都杉並区、学長:茂里一紘)現代教養学部人文学科日本文学専攻の篠崎晃一教授と篠崎ゼミを中心とした学生は、9月にZoomを利用したオンライン方言調査の実施を予定している。新型コロナウイルスの影響下で県をまたいでの移動に自粛が求められる中、新しいフィールドワークの形を提案する。
篠崎教授は方言学や社会言語学、言語地理学を専門としており、方言も含めた現代日本語のバラエティや、各地の言語変化の動向について研究。近年は言語行動やコミュニケーション場面の地域差にも着目している。
学生らは篠崎教授の指導のもと、研究の一環として毎年夏期休暇中に現地へ赴いての方言調査を行っている。
しかし今年は高齢者と対面で調査を行うことや東京の若者が大挙して押しかけることを憂慮し、代替としてZoomを用いたオンライン方言調査を検討している。9月18日(金)から20日(日)にかけて、篠崎ゼミを中心に学生43名は山形県庄内地方の三川町を対象としたオンライン調査を実施する見込みだ。
「新しい生活様式」の実現と共に、調査研究にも新たな取り組み方が必要とされている。同大は今後も、大学での研究の可能性を広げるさまざまな方法を提言していく。
▼本件に関する問い合わせ先
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・山形県三川町役場
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