常葉大学 浜松キャンパスでは、第9回復光キャンドルナイトの開催中止に伴い、これまでの3・11復光キャンドルナイトをふりかえる「復光キャンドルナイト展」を開催します。
2011年の東日本大震災の翌年に学生の東北への想いから始まった3・11復光キャンドルナイトは今年で9回目となります。
この取り組みは学生による企画運営を行っており、実行委員会を立ち上げて、本学だけではなく静岡県浜松市内の複数の大学の大学生がかかわって行うことに特徴があります。
毎年、その年のテーマとなる漢字一文字を決めて浜松アクト通りに約6千灯のキャンドルでその文字を表します。今年のテーマは「『咲』―広がる輝き―」です。咲の文字は「笑顔」という意味があり、東日本大震災で被害に遭われた方が笑顔で過ごせることを願って付けられたものです。こうしたテーマのもと、集まった学生たちは1年間をかけて、防災に関する取り組みを行っています。
具体的には、(1)地域防災の取り組みと(2)学生企画による防災の取り組みです。
(1)地域防災では、小学校PTAと連携した防災体験活動、東部協働センターでのまち歩き。はるの産業まつりでの出展、東区防災訓練の協力等を行いました。
(2)学生企画では、共催イベントを実施し、聖隷クリストファー大学GlovalLabと災害時の外国人の対応のシミュレーションを行いました。また、浜松学院大学HAPはまがくとは、防災知識の再確認についてのワークショップを開催しました。本学、食プロデュースとは、非常食の活用方法として乾パンを使ったコーンスープ、チョコクランチをつくったり、ローリングストック法についてのワークショップを行いました。
このような活動を継続させていくことの意味は、今後来るであろう南海トラフ巨大地震への準備ともいえます。地域とのネットワーク、学生同士のネットワークを平常時から構築しておくことでいざとなったときには、自分自身の意思で行動する力とお互いが助け合うことのできる共助の意識をしっかりと持つことを目的としています。
3月11日には、浜松アクト通りで、第9回の復光キャンドルナイトを実施する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大予防策のため、中止せざるを得ないことになってしまいました。
常葉大学浜松キャンパスでは、これまでの3.11復光キャンドルナイトをふりかえる「復光キャンドルナイト展」を3月14日まで開催することにしました。
防災・減災への取り組みを発信しつづけ、災害時には自分自身が動くことのできるきっかけづくりができればという願いを込めて、これからも活動を継続させていきたいと思います。
▼本件に関する問い合わせ先
常葉大学 浜松キャンパス 地域貢献課
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