大妻女子大学人間関係学部の野辺陽子准教授が2019年度日本社会学会奨励賞を受賞 -- 『養子縁組の社会学 -- 〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか』



大妻女子大学人間関係学部(東京都多摩市)の野辺陽子准教授はこのたび、2019年度日本社会学会奨励賞(著書の部)を受賞した。これは、同学会員の将来性に富む優れた研究業績を顕彰するために設置されている学術賞。野辺准教授は著書『養子縁組の社会学―〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか』での受賞となった。なお、同書は6月に「第5回福祉社会学会賞学術賞」も受賞している。




 日本社会学会は、社会学の研究を促進しその発展普及を図ることを目的とする全国的な研究者組織。現在、3,600名を超える会員を擁し、学会大会の開催や機関誌の発行、奨励賞の授賞などの活動を行っている。

 野辺陽子准教授はジェンダー論や家族社会学などを専門としており、著書『養子縁組の社会学―〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか』では「日本人は血縁を重視する」というちまたの議論と「重視しない」という社会学・人類学の議論とによる混乱を、制度分析と先行研究により整理し、さらに当事者たちの声を多数紹介。こうした内容が優れた研究業績と評価され、今回の授賞となった。

 これを受け、10月5日に行われた日本社会学会第92回大会の中で同賞受賞者による講演が開催され、野辺准教授が登壇。「〈血縁〉と格闘した20年間」と題して講演を行った。

 なお、野辺准教授は6月に同書で「第5回福祉社会学会賞学術賞」も受賞。福祉社会学研究の一層の発展に寄与したとして、福祉社会学会から表彰されている。

■野辺陽子准教授 プロフィール
[所 属] 大妻女子大学 人間関係学部 人間関係学科 社会学専攻
[職 位] 准教授
[主な研究分野]
 ジェンダー
 社会学
 社会福祉学
[主な研究成果]
 『グローバル化時代における生殖技術と家族形成』(2013、共著、日本評論社)
 『生殖医療と医事法』(2014、共著、信山社)
 『現代家族ペディア』(養取・養育と家族、特別養子縁組、「赤ちゃんポスト」)(2015、分担執筆、弘文堂)
 『〈ハイブリッドな親子〉の社会学――血縁・家族へのこだわりを解きほぐす』(2016、共著、青弓社)
 『養子縁組の社会学―〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか』(2018、単著、新曜社)

■『養子縁組の社会学―〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか』 書誌情報
[著 者] 野辺陽子
[出版社] 新曜社
[出版年月日] 2018年2月15日
[ISBN] 9784788515581
[判型・ページ数] A5・384ページ
[定 価] 本体4,500円+税

○日本社会学会 ホームページ
 https://jss-sociology.org/

▼本件に関する問い合わせ先
大妻女子大学 広報・入試センター 広報・募集グループ 
住所:東京都千代田区三番町12
TEL:03-5275-6011


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
大妻女子大学
ホームページ
https://www.otsuma.ac.jp/
代表者
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上場
非上場
所在地
〒102-8357 東京都千代田区三番町12

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