店舗は減り、大型書店も最近閉店。
かつての賑わいがなくなってしまった弘前のメインストリート、土手町商店街。
地元商店街を元気づけるために、弘前の学生が立ち上がった。
弘前ポスター展概要
◆掲出期間
2019年9月28日(土)〜12月1日(日)
◆掲出場所
・ポスター展参加各店舗
・土手町蓬莱広場(弘前市大字土手町)
・ヒロロ(弘前市大字駅前町9-20)3F
※土手町蓬莱広場、ヒロロ3Fで人気投票も実施します。
◆ポスター展参加店舗16店舗
CIENTO、ぴんぽんかん、杉見糸店、KANAMORI、カレー&コーヒーかわしま、石井果実店、平山萬年堂、中土手魚菜センター 大高商店、開雲堂、 HOME WORKS、ピッツェリア ダ・サスィーノ、中みそ、金正堂本店、工芸ショップTANAKA、川越黄金焼店、あべフローリスト
1、地元の高校生・大学生がポスターを制作
学生が商店街のお店を取材し、弘前のまだまだ知られていない魅力をポスターにしました。
学生1人が1店舗ずつ担当して、16人で作った16枚のポスター。
ほとんどの学生が、ポスターづくりの経験も、一眼カメラを使った経験もない中、
4日間で取材・企画・撮影までを学生自身が行いました。
ポスター制作の様子
制作ポスター 一例
2、地域活性化の人気プロジェクトのコラボ 商店街ポスター展×ローカルフォト
地方創生のモデルとして全国各地で実績のある「商店街ポスター展」を弘前市と学生向けワークショップの形にカスタマイズ。また、写真による地域活性化プロジェクトとして実績のある「ローカルフォト」とコラボする全国初の試みにより、ポスターを作るだけにとどまらず、商店街を活性化し、弘前市の新たな魅力発信に寄与するモデルを実現しました。
商店街ポスター展とは
大阪で始まり、新世界市場、文の里、兵庫県伊丹市、宮城県女川町など、さびれた商店街、復興途上の商店街に人を呼び込み、話題にしてきた。 制作者のアイデアが大きく反映された個性豊かでユニークなポスターが商店街中に張り出され、ギャラリー化。SNSでもシェアが拡がり、観光客の呼び込みなどにも貢献するシティプロモーションも含んだ地域活性化プロジェクトです。
ローカルフォトとは
写真家・MOTOKO氏が立ち上げた写真による地域活性化プロジェクト。
“地域と写真” をテーマに、写真で地域を元気にすることから、
多くの官民連携のプロジェクトに参画。
香川県小豆島、長崎県東彼杵市、鳥取県大山町、静岡県下田市など、
10以上の地域でフィールドワークを実施している。
3、豪華講師陣が学生をサポート
学生らしからぬポスターの仕上がりの裏には、第一線のクリエイター陣のサポートが。
商店街ポスター展仕掛け人である日下慶太氏をはじめ、ポカリスエットの一連の広告で知られる正親篤氏のほか、実績のある広告クリエイターたちが指導にあたった。
弘前ポスター展 総合ディレクター 日下慶太氏プロフィール
1976年大阪生まれ大阪在住。株式会社電通 コピーライター。商店街のおもしろいポスターを制作し町おこしにつなげる「商店街ポスター展」を立ち上げ、全国から注目を浴びる。コピーライターとして勤務する傍ら、写真家、UFOを呼ぶためのバンド「エンバーン」のリーダーとして活動している。
2018年6月に初の著書『迷子のコピーライター』を上梓した。
佐治敬三賞、グッドデザイン賞、東京コピーライターズクラブ最高新人賞、ゆきのまち幻想文学賞ほか多数受賞。
正親篤 氏
なかよしデザイン
クリエーティブディレクターアートディレクター
大塚製薬「ポカリスエット」、JR九州「祝!九州縦断ウェーブ」、キリン「のどごし 夢のドリーム」など、誰もがわかる強い企画と骨太なアートディレクションを得意とする。
カンヌライオンズゴールド等、国内外の広告賞を多数受賞。
細川美和子 氏
株式会社電通
コピーライター
CMプランナー
東京ガス「家族の絆」シリーズ、グリコ企業CM、サントリー グリーンダ・カ・ラ、ライオン120周年企業CM「タイムスリップ家族」など、数々のキャンペーンを手がけてきたコピーライター。
外崎郁美 氏
株式会社電通
ギャルラボ代表
コピーライター
青森県弘前市生まれ。電通ギャルラボ代表。企画全般、クリエーティブディレクション、コピーライティングを主軸に、コミュニケーション開発・ビジネス創出・プロジェクト運営に携わる。著書に『世界女の子白書』など。
MOTOKO 氏
写真家
くるり、木村カエラ、福山雅治など、写真家としてCD ジャケットや広告など幅広く活躍する他、写真によるまちづくり活動「ローカルフォト」を立ち上げ、写真で地域を元気にする官民連携のプロジェクトに多く参画している。
4、地元・青森のデザイナーたちとのコラボ
学生たちが考えたデザインをフィニッシュさせたのは、青森で活躍する地元クリエイター陣。「JAGDA青森」協力のもと、全国的に活躍するトップクリエイターと青森のクリエイターとのコラボが実現!
5、こぎん刺しカメラストラップも製作&販売
スマホのカメラしか使ったことがない学生も多い中、撮影はソニーの一眼カメラ。弘前ポスター展オリジナルで製作したカメラストラップ「こぎんストラップ」を付けて、撮影に臨みました。「弘前こぎん研究所」と高松のデザイン会社「FURIKAKE」とのコラボレーションにより生まれた「こぎんストラップ」は、下記URLにて受注販売を開始しています。
https://furikake.thebase.in