今の発言、アウトかも? 8月2日は゛ハラスメントフリーの日゛
VRでハラスメント体験、リアルな対話演習で対応策探る
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:張士洛、東京都中央区日本橋、以下JMAM[ジェイマム])は、認知症やダイバーシティの分野でVRプログラム開発を行う株式会社シルバーウッド(代表取締役:下河原忠道、千葉県浦安市)と連携し、VR体験と対話演習を組み合わせたハラスメント研修プログラム「VRを活用した!対話を促進させるハラスメント研修」を開発いたしました。本サービスは企業の管理職を対象とした研修プログラムで、9月25日からサービス提供を開始する予定です。
VR装着イメージ 提供:(株)シルバーウッド
【 サービス開発の背景 】
近年、職場におけるハラスメントは被害者に死者が出るなど問題が深刻化しており、社内でハラスメントが発生すると、社員が訴訟を起こすケースも増えています※。国も法整備を進めており、パワハラを「許されない行為」と位置づけ、企業にパワハラ防止のための雇用管理上の措置を義務付けた労働施策総合推進法が2020年春に施行されます。
国際的にも国際労働機関(ILO)において、ハラスメントを巡る初の国際基準となり、職場でのハラスメントを全面的に禁止した条約が6月21日に採択されました。ハラスメント対策は、喫緊で取り組むべき課題であることがグローバルスタンダードとなっています。
しかし、国内企業の実態は、ハラスメントが発生すると当事者の懲戒処分の通達とともに、再発防止策として過去の判例を列挙する勉強会の開催に留まるため、その多くが形骸化しているのが現状です。それによって、管理職は部下へ必要以上の配慮を行ったり、コミュニケーションを避けてしまうケースも少なくありません。
また、管理職が現場社員だった時代とは、性の多様性や働き方など社会通念が変化したことにより、以前の"当たり前"は"当たり前"でなくなってきています。ハラスメントは、時代に即した適切な認識と対応が求められているのです。
そこで、"人材育成"に強みを持つJMAMは、職場のコミュニケーションを促進させ、ハラスメント防止に効果的な対話を重視した実践的なハラスメント研修を提供するため、認知症やダイバーシティの分野において、他者の状況・感情理解にフォーカスしたVRプログラム開発実績を持つシルバーウッド社との協業に至りました。JMAMは企業の人材育成支援を事業の柱に、企業研修やeラーニングなどの人材育成支援プログラムを通して、東証一部上場企業をはじめ、およそ10年間でのべ5,300社以上、40万人近くにハラスメント教育を実施してきました。これまで培ってきたハラスメントに関する教育の知見とノウハウと、VRだからこそできる没入感の体験を通して、管理職がハラスメントの可能性に気づき、自信を持って周囲とのコミュニケーションを行い、適切なマネジメントが行えるような研修を目指してまいります。
※厚生労働省 平成29年度「過労死等の労災補償状況」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00039.html
VRのハラスメント体験イメージ
【 サービスの概要 】
「VRを活用した!対話を促進させるハラスメント研修」は、"VR"というテクノロジーと、"対話演習"というリアルな場を組み合わせた3時間の研修プログラムです。VRを活用することで再現が難しいハラスメントを体験し、対話演習で自身の気づきを深掘りしたり、対応策を考えたりすることができます。研修全体を通して、自身の会社でどのように部下と接すれば良いかがわかり、職場でのコミュニケーション活性化とより良い関係構築を促します。<9月25日より提供開始予定>
【3時間プログラムの流れ(予定)】
▼0:00~0:30 講義
ハラスメントの実態およびVRについて説明。
▼0:30~1:00 VR体験(1)
感情の再現 VRで自身がハラスメントを受ける体験。VRならではのリアル感で、当事者の気持ちを実感。その後、グループワークで感想交流を行う。
▼1:00~1:30 VR体験(2)
空気感の再現 受動ハラスメント(同じ空間にいることでハラスメントを感じる)被害者の気持ちを体験。感想交流を通じてどのような気持ちを抱いたか、何が問題だったかを共有する。
▼1:30~2:15 VR体験(3)
職場の再現 ハラスメントをしていると思っていない上司が、部下よりハラスメントの通告をされる体験。体験を通じて対話の重要性を学ぶ。
▼2:15~3:00 対話演習
職場活性化への一歩として、職場における「心理的安全性」を高める重要性を学び、ロールプレイングを通し対話による効果を実感する。
【VRハラスメント先行体験会】
・開催日時:2019年9月25日(水)15:00~17:00(開場 14:30~)
・会 場 :日比谷国際ビルコンファレンススクエア 8E
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2丁目2-3 日比谷国際ビル8階
(東京メトロ「霞ヶ関」駅・都営三田線「内幸町」駅直結)
・参加対象:企業のハラスメント教育担当者・人事教育担当者 (最大60名)
今後もJMAMでは、本サービスのようなテクノロジーとリアルな場を融合させた人材育成事業をはじめ、総合的に企業の人材育成を支援してまいります。
【報道関係者お問い合せ先】
(株)日本能率協会マネジメントセンター 経営企画部 広報担当
Tel:03-6362-4361 / e-mail: PR@jmam.co.jp
【商品に関するお問い合わせ先】
(株)日本能率協会マネジメントセンター 組織・人材開発事業本部 セミナー推進部
Tel:03-6362-4350 / e-mail: college@jmam.co.jp
日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)について:
JMAMは現:一般社団法人日本能率協会(JMA)グループから1991年に分社し、設立されました。通信教育・研修・アセスメント・eラーニングを柱とした人材育成支援事業、能率手帳の新生ブランド『NOLTY』や『PAGEM』を代表とする手帳事業、ビジネス書籍の発行を中心とした出版事業を通じて、時間(とき)と成長のデザインを大切にしながら、自由で豊かな人生を送りたいと願う全ての人に伴走し、その思い描く未来へと導いていきます。
http://www.jmam.co.jp