テクトロニクス、ハイエンド性能を ミッドレンジの価格で実現したリアルタイム・スペクトラム・アナライザを発表

  • 株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ

26.5GHz/15GHz周波数帯域を実現、DPXリアルタイム機能がノイズや干渉の問題に強力な解析ソリューションを提供、110MHzリアルタイム取込帯域幅がオプションで装備可能に

報道発表資料
2013年1月24日

テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、業界で最高の信号検出/トリガ機能を搭載した、ミッドレンジ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザを発表します。今回、RSA5000シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザに、新たに26.5GHz機種と15GHz機種が加わることで、世界最高クラスの110MHz帯域幅オプションがテクトロニクスのすべてのリアルタイム・スペクトラム・アナライザで装備できるようになりました。

今日のデジタルRFは非常に密集した無線スペクトラムの中で導入されるため、正常な動作を確保し、干渉問題を回避するためには、問題となるいかなる微小なスペクトラムも取込めるような高い性能を持つシグナル・アナライザが求められています。 同時に、コストに対するプレッシャも強まっており、1台の計測器でトランジェント信号、ホッピング信号など時間変動する信号で発生している問題をトラブルシュートできるようなスペクトラム・アナライザが求められています。テクトロニクスは、今回、高い性能をミッドレンジクラスの価格で実現するRSA5000シリーズ26.5GHz機種、15GHz機種を新たに発表し、この要求に対応します。

テクトロニクス、ソース・アナライザ・プロダクト・ライン、ジェネラル・マネージャのJim McGillivaryは、次のように述べています。「RFのエンジニアは、以前にもまして広い周波数帯域幅のスペクトラム・アナライザを必要としています。RSA5000シリーズは、優れた性能、強力なリアルタイム機能、新しい110MHz帯域幅オプションにより、迅速な測定を可能にしました」

今日の多くの無線通信規格では広い周波数範囲を観測する必要があるため、ミッドレンジのスペクトラム・アナライザで初めて実現される110MHz帯域幅オプションは非常に重要な意味を持ちます。広い帯域幅は、意図しない信号のモニタリング、特定の周波数バンドの監視にも有効です。

また、ノイズは様々な分野で大きな課題になっています。RSA5000シリーズは、DPXによる強力な取込み性能によって、従来のシグナル・アナライザでは見落としてしまう、瞬時放射ノイズを容易に検出することが可能です。 RSA5000シリーズは革新的なDPXライブ・スペクトラム表示や強力なトリガ機能により、ノイズや干渉に対して強力な、解析能力を提供し、ノイズ問題の解決に関わる時間を短縮します。

<DPX(R)による迅速な信号検出>
RSA5000シリーズで採用されている革新的なDPXスペクトラム表示は、時間とともに変化するRF信号トランジェントをカラー表示でわかりやすく観測します。従来のシグナル・アナライザでは、このようなライブ・スペクトラム表示は不可能です。RSA5000シリーズは、掃引DPX、取り落としのないDPXスペクトログラム、リアルタイム振幅、周波数または位相によるDPXゼロ・スパンなどの数多くの優れたDPX機能により、さまざまな条件における問題となる信号を確実に検出します。

<優れたトリガ機能による異常信号のすばやい取込み>
RSA5000シリーズには、最新のデジタル化されたRFシステムのトラブルシュートに欠かせない独自のトリガ機能(タイム・クオリファイ・パワー・トリガ、ラント・トリガ、Densityトリガ、周波数マスク・トリガ)を装備しています。さらに、測定周波数の発生頻度またはDPX表示の密度でトリガ可能なDPX Density(R)トリガや、DPX表示上の任意の信号ポイントでトリガできるTrigger On This機能などの強力なDPXトリガ機能を備えています。

<複数の測定ドメインで相関をとることにより迅速な信号観測が可能>
RSA5000シリーズは、さまざまなドメイン間の問題を時間相関をとって解析できるため、トラブルシュートが短時間に実行できます。相関関係を持ったマーカを使用し、取込んだデータを任意の、またはすべてのドメインで解析できます。周波数、位相、振幅、変調の各ドメインで時間相関のとれた測定が行えるため、周波数ホッピング、パルスの特性評価、変調切り替え、セトリング時間、帯域切り替え、間欠信号などの信号解析に最適です。

RSA5000シリーズで取込んだデータは、SignalVu(R)-PCソフトウェアを使用することでオフライン解析ができ、他の計測器を使用することなく詳細なトラブルシュート、解析が行えます。SignalVu-PCソフトウェアはRSA5000シリーズと同様に、スペクトラム、スペクトログラム、アナログ変調解析、隣接チャンネルパワー、CCDF、占有帯域幅、振幅/周波数/位相対時間などのRF測定まで、優れたベクトル・シグナル解析を実現します。さらに、オプションで変調、パルス、セリリング時間、オーディオ、OFDM測定などの拡張解析機能が追加できます。

<製品価格>
RSA5115A 型 15GHz リアルタイム・シグナル・アナライザ 516万円(税抜)
RSA5126A型  26.5GHz リアルタイム・シグナル・アナライザ 576万円(税抜)


<テクトロニクスについて>
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブサイト(www.tektronix.com/ja)をご覧ください。

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Tektronix、テクトロニクス、DPX、DPX Density、SignalVuはTektronix, Inc.の登録商標です。本文に記載されているその他すべての商標名および製品名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。

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組織名
株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ
ホームページ
http://jp.tek.com/
代表者
Kent Chon
資本金
10,000 万円
上場
海外市場
所在地
〒108-6106 東京都港区港南品川インターシティB棟6階
連絡先
0120-441-046

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