玉川大学(東京都町田市)の小原芳明学長は2018年11月1日(木)、本坊輝雄氏(鹿児島県南さつま市長)を訪問し、地域連携協定から発展した、今村五雄氏(萬世酒造株式会社代表取締役社長:鹿児島県南さつま市)の関係する3者で、産学官連携の成果となるポンカンリキュール「ポンカのんが」の商品化・事業化スタートを決定しました。縁起のよい新酒を祝う“いい月いい日”(11月1日)「本格焼酎&泡盛の日」に行われた3者の「南さつま市・萬世酒造・玉川大学《ポンカのんが》ミーティング」は、産学官連携と地域貢献への熱い思いを祈念した新たなリキュールの門出にふさわしい一日となりました。
<この取り組みのポイント>
・南さつま市との包括連携から地域の特性・産業を活かした「産学官の連携」を実現
・リキュールのレシピを玉川大学農学部と萬世酒造株式会社で共同開発
・玉川大学南さつまキャンパス久志農場で栽培しているポンカンと萬世酒造株式会社の米焼酎を使用
・パッケージデザインを玉川大学芸術学部生が担当
・南さつま市のふるさと納税返礼品に活用を検討
<背景>
この取り組みは、学校法人玉川学園が創立者生誕の地・南さつま市と2012年に包括連携協定を締結し、1899年(明治32年)創業で、鑑評会での受賞歴をもつ地元の萬世酒造株式会社との共同開発が実現しました。
当初、玉川大学南さつまキャンパスの宿泊研修施設「久志晴耕塾(2018年1月竣功)」の記念品として開発を開始しました。萬世酒造株式会社商品企画課担当者の専門的な指導の下、本学農学部や芸術学部の教員・学生が取り組み、商品化実現の可能性を見込ませる領域まで高めることができました。
今年1月の竣功式でも好評を得たことから、産学官連携成果として事業化への検討が始まり、今回の「南さつま市・萬世酒造・玉川大学《ポンカのんが》ミーティング」での商品化決定へと結実することができました。
今後の連携体制は、玉川大学が商品企画やポンカンの栽培・収穫を行い、萬世酒造株式会社が製造・販売を行います。 さらに2者の協力体制を築いた南さつま市は、完成後はふるさと納税の返礼品として活用も検討しています。
※写真(1)
(写真中)南さつま市 本坊 輝雄 市長
(写真左)萬世酒造株式会社 今村 五雄 代表取締役社長
(写真右)玉川大学 小原 芳明 学長
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 玉川学園 教育企画部広報課
住所:東京都町田市玉川学園6-1-1
TEL:042-739-8710
FAX:042-739-8723
メール:pr@tamagawa.ac.jp
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