11月12日、シンガポールのブキッパンジャン公立高等学校の生徒および教員30人が同校の修学旅行の一環として、横浜美術大学(神奈川県横浜市/学長:岡本信明)に来訪した。生徒らは同大のアトリエや工房を見学。ワークショップでは日本古来の本の形式の一種である「画帖」の制作にチャレンジした。
ブキッパンジャン公立高等学校の生徒らは、日本では中学生にあたる14歳~16歳。学校では美術を専門的に学んでいる。
このたび、同校の生徒らは修学旅行で来日し、東京都を中心に各地のスケッチをしている。その中で横浜美術大学を訪れ、絵画コースのアトリエやテキスタイルデザインコースの染色工房を見学。また、アニメーションコースではVRで絵を描く体験などを行った。
その後、ワークショップを行い、日本古来の本の形式の一種「画帖」作りに挑戦した。画帖は「鳥獣戯画の模写」「漫画のコラージュ」「日本での思い出」の3パートで構成したものを制作。生徒たちは熱心に取り組んでおり、鳥獣戯画の模写では、初めて使うとは思えないほど上手に筆ペンを使いこなしていた。
時間の都合で「日本の思い出」部分は宿題となったが、担当者は「生徒たちにとって、横浜美術大学での体験が日本での良い思い出になったことを祈っている」と話している。
※画帖:絵を集めた折り本のことで、本に絵を貼ったり、直接描いたりした画集。
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服部 幸子
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