アント フィナンシャル サービスグループが提供するオンラインおよびモバイル決済サービスのアリペイは、2018年10月8日に、中国国慶節（2018年10月1日～7日）期間における中国人観光客（香港、澳門、台湾を除く）のアリペイ消費統計データを発表しました。

■取引件数
2018年の国慶節期間における海外全体での取引件数は、昨対比2.2倍を記録しました。国・地域別ランキングではアジア地域がリードし、最も取引件数が多い地域は香港で、2位はタイとなっています。日本での取引件数は、昨年の4位から3位へと上昇しました。
取引件数はヨーロッパ圏の国で急増しており、スイスでは昨年比27倍を記録しました。背景としては、アリペイの導入店舗数が過去1年で大幅に増加したことがあげられます。
■平均消費額
海外でアリペイを使用した中国人観光客一人あたりの平均消費額は、昨年の1,534元から30％増加し、1,979元となりました。最も消費額が大きい国はデンマークの8,764元です。2位はフランス、3位にはイタリアがランクインし、消費額ランキングの上位をヨーロッパおよび中東の国や地域が占めました。

地域別の一人あたりの平均消費額は、ヨーロッパ3,630元、北米1,888元、オーストラリア及びニュージーランド1,819元、東南アジア1,527元、東アジア1,850元です。

また、海外でアリペイを利用した60年代生まれの人数は昨対比2倍を記録しました。

■国慶節キャンペーン「幸運錦鯉」
国慶節期間中、310万人を超えるアリペイユーザーがWeiboを通じて、「幸運錦鯉」キャンペーンに参加しました。1等賞には北京在住の26歳女性が当選し、世界15の国と地域の200社以上のアリペイパートナーが提供する全ての賞品を獲得。本キャンペーンには日本企業も積極的に参加しており、大丸百貨店が提供する飛行機のチケット、ホテルマイステイズの無料宿泊券をはじめ、資生堂やサマンサタバサ、ミキハウス、Forestdrugがキャンペーンに賞品を提供しています。
本キャンペーン関連ページ国慶節の期間中に2.3億回以上の閲覧数を獲得しました。

また国慶節期間中、アリペイユーザーは、アリペイアプリ内で提供される300万枚以上のクーポンを受け取り、旅行中のショッピングやレストランなどで使用しました。

【日本関連データ】
■取引件数と一人あたりの平均消費額
日本における取引件数は昨対比1.8倍を記録し、昨年の世界4位から1ランク上昇し、世界3位となりました。また、一人あたりの平均消費額は昨対比1.5倍の2,980元となり、世界12位となっています。

■消費エリア別各種データ
〈地域〉
・銀座での取引総額は昨対比16.5倍で、銀座でのアリペイ利用者数は、昨対比約6倍に上りました。
・道頓堀での取引総額は昨対比4.5倍を記録し、商店街のカテゴリーで見ると、道頓堀での取引件数は、ソウルの明洞、香港の旺角に続き、世界3位となりました。

〈アウトレット〉
りんくうプレミアム・アウトレットと御殿場プレミアム・アウトレットは、アウトレットのカテゴリーにおける取引額ランキングの1位と2位を占め、他国のアウトレットをリードする結果となりました。

〈空港〉
日本で最も取引件数が多かった空港は関西空港で、空港のカテゴリーにおいて、関西空港が香港、シンガポールに続き世界3位にランクインしました。

■アリペイについて
アリババグループの関連会社 アント フィナンシャル サービスグループが提供するアリペイは、世界最大規模のモバイル及びオンライン決済プラットフォームです。中国におけるアリペイのアクティブユーザー数は7億人以上となっており、海外でも中国人向けのオフライン決済サービスを40の国と地域で提供しています。