中国デジタル決済とライフサービス・プラットフォームの「アリペイ」は2016年より、アプリ内にユーザー参加型の植樹ミニプログラム「アントフォレスト」を展開しています。「アントフォレスト」を通じて、ユーザーが低炭素の行動を取ることでポイントが還元され、そのポイントでバーチャルツリーを育て、一定のポイントが貯まると、アントフォレストが代行して植樹します。

2021年8月までの5年間で、アントフォレストには6億人を超えるユーザーが参加し、3億2,600万本以上が植樹され、中国本土の特に乾燥した地域の森林再生に貢献しています。




アントグループのソーシャルグッド及びグリーンディベロプメント担当プレジデント 彭翼捷（ペン・イジェイ） 氏コメント
「私たちは常に緑豊かな環境の推進に注力していますが、一社による取り組みには限界があります。このため、個人、NGO、企業が協力し、低炭素の生活スタイルを推進することで環境を保護していく革新的なオープンな基盤を構築する必要があります。アントフォレストの取り組みに、100社以上の企業が参画しており、低炭素なライフスタイルを実践しているユーザーに特典を提供しています。今後、さらに多くの有志企業と連携していきたいと考えています。」

水道光熱費の支払いを紙の請求書ではなくオンライン決済にしたり、通勤に自動車ではなく公共交通機関を利用するなど、環境に優しい生活行動を選択することで、ユーザーはアリペイアプリ内に搭載するミニプログラム「アントフォレスト」のポイントを獲得できます。貯まったポイントによりバーチャルの木を育てることができます。一定のポイントが貯まると、バーチャルの木を本物の樹木に“変換”できます。アリペイは森林再生が必要な中国各地の公益団体と協力して植樹を行います。

アントフォレストの仕組みについて、詳しくは動画をご覧ください。
https://jp.alibabanews.com/ant_carbon-neutral/

植樹だけでなく、アントフォレストのユーザーはポイントを生物多様性の保全に寄付することで、参画企業や公益団体の取り組みを支援することも可能です。生物多様性の保全を推進するため、アントフォレストは様々な環境NGOと連携し、中国10省に18か所の公益保護区を設立しました。これらの保護区では1500種以上もの野生動植物が生息・分布しています。

また、企業がアントフォレストに参画し、各企業のユーザーがその環境保護の取り組みを支援することもできます。本取り組みに賛同してくださる企業は、アントフォレスト内に自社のバーチャル森林を設置し、ユーザーは保有するポイントをそれぞれの企業の森林に寄付できます。これは後に、森林再生の必要な地域での植林活動によって実際の樹木になっていきます。グローバル企業も多く参画しており、スターバックス、ティンバーランド、エスティローダーのバーチャル森林に対するユーザーからのポイント寄付は、2021年8月時点で延べ10億回を超えています。

現在、レストランチェーン、家電メーカー、フードデリバリーなど100社以上の企業がアントフォレストに参画しています。フードデリバリーアプリで注文する際に「使い捨て食器不要」を選択したり、エネルギー効率の高い家電を購入するなど、低炭素な生活行動を選択することで、ユーザーはアントフォレストのポイントを獲得できます。そして貯まったポイントを植樹または保護区の生物多様性支援に寄付できます。

2019年にアントフォレストは、デジタル技術の活用により何億人もの人々が日常生活の中でより環境に優しい行動を起こせるよう支援したことが評価され、環境関連の取り組みを称える国連の最高賞である「チャンピオン・オブ・ジ・アース」を受賞しています。さらに同年、アントフォレストはデジタル技術の活用を通じて気候変動に立ち向かう行動を推進したとして、「2019年国連グローバル気候アクションアワード」を受賞しています。




アリペイ（Alipay）について

アントグループ（Ant Group）が提供しているアリペイ（Alipay）は、中国で代表的なデジタル決済プラットフォームです。数億人のユーザーに利用されており、加盟店やパートナーとともに、中国の消費者に包括的な金融サービス、フードデリバリー、交通サービス、エンターテインメント、ヘルスケアなどのデジタル・ライフ・スタイルをサポートしています。

海外でも、アリペイは中国人向けの決済サービスを数多くの国と地域で提供しており、海外金融機関および決済ソリューションプロバイダーと協力し、海外を旅行する中国人観光客および中国の越境ECサイトを利用する海外顧客の決済を可能にしています。

詳しくは：https://www.alibaba.co.jp/service/alipay/