PRISMの新モデルはST2022-6/7、ST2110、PTPのIP接続機能を標準サポート
報道発表資料
2018年9月6日
テクトロニクス(所在地: 東京都港区、代表取締役: Kent Chon)は、本日、メディア解析ソリューションPRISMにIP接続機能を標準搭載した新モデル、MPI2/MPX2を発表します。IPネットワークは次世代の放送システムとして注目されており、今月発行のTV Technology誌では、IPインフラと、IPソリューションに対する投資の加速が特集されています。放送業界での技術革新は加速しており、マーケットでの普及に併せてコンテンツ配信のクオリティを保証できる新しいツールが求められています。
このような進化に対応すべく、テクトロニクスはPRISMの新モデルMPI2/MPX2を発表しました。MPI2/MPX2は、従来オプションであったIP接続機能を標準で装備します。これにより、IPインタフェースでコンテンツを伝送するストリームとPTPメッセージの識別や確認を標準機能で行うことができます。また、PRISMは、波形、ベクトル、ダイアモンドなどの基本的な機能も標準で装備しているため、IP/SDIが混在するハイブリッド環境おいてIPシステムのデバッグと、コンテンツの品質検査を実行できます。
テクトロニクス、ビデオ・ビジネス・ユニット、ジェネラル・マネージャのチャーリー・ダン(Charlie Dunn)は、次のように述べています。「テクトロニクスは、IPシステム実装の最前線で重要な役割を果たしてきました。IPは次世代の放送システムの特徴であり、我々はIPモニタリング機能を利用しやすくすることで、お客様のオールIPシステム実装のお役に立ちたいと思います」
新しいPRISMメディア・モニタリング/解析ツールMPI2/MPX2は、以下の機能が標準で装備されます。
AUX SDI出力とIP-SDIのブリッジ機能 - 標準の10GE PRISMは、モニタしているSMPTE ST2022-6/7またはST2110-20のストリームをAUX SDIに出力するブリッジ機能を装備しています。これにより、SDI機器でIPストリームをモニタできるため、システム内のSDI機器を有効に利用することが出来ます。
IPシステムのストリームとコンテンツの識別 - 10G Ethernetリンクでは複数のストリームが伝送されるため、それぞれのストリームがどのようなコンテンツが送っているか特定するのが困難です。PRISMは、プロトコル、ソースIPアドレスとポート番号、宛先IPアドレスとポート番号、ソースMAC、宛先MAC、PTPドメイン、RTPシーケンス・エラー、RTPクロック周波数、RTPマーカ周波数など10Gリンク内のストリーム情報を一覧表示でき、目的のストリームの状態を容易に把握できます。
PTPシステムの検証 - PRISMは、PTPトラフィックをドメイン情報と共に表示できるため、PTPメッセージの確認と、PTPシステムの動作状況を確認できます。
イベント・ログ - PRISMはIPレイヤ、コンテンツ・レイヤの両方でエラー検出機能があり、タイムスタンプ付きのエラーログを利用することで、エラーの根本原因をすばやく特定できるため、ハイブリッドIP/SDIシステムでの迅速なトラブルシュートを可能にします。
ビデオ・セッション - 波形モニタの表示と同様にSAV、EAVの確認、ビット・チェック、CRCエラーなどが表示できるため、ビデオ・コンテンツを容易に検査できます。
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米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト/計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。ウェブサイトはこちらから。
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