■会期・会場
東京展=2018年 8月8日(水)~27日(月) 日本橋高島屋6階美術画廊X
横浜展=2018年9月26日(水)~10月2日(火) 横浜高島屋7階美術画廊
Sky High (キャンバスにアクリル、162×162㎝、2018年)
このたび高島屋では「松浦浩之展 SUPER ACRYLIC SKIN 子供の頃、画用紙いっぱいにキャラクターを描くだけで幸せだった。」を開催いたします。
松浦浩之氏はグラフィックデザイナーの時代を経て、1999年より現代美術作家として作品制作を開始します。2016年には高島屋のお中元・歳暮のキービジュアルを手掛け、また2017年にオランダ・ライデン民族博物館で開催された『COOL JAPAN』展では4mの大作「浮々」を展示。北斎の浮世絵から現在のサブカルチャーや現代アートを比較展示するという、日本美術を多数コレクションする同博物館ならではの展示が話題を呼び、のべ10万人を動員しました。本年秋にはアムステルダム熱帯博物館への巡回が決定しています。
Parallel Emergence(キャンバスにアクリル、130×97㎝、2018年)
更に今年度はカネボウ化粧品のプレステージブランド「CHICCA」の10周年記念コラボレーション、企業とのポップアップショップ “HIROYUKI MATSUURA ART COLLECTION” の展開など、近年その活動の幅は作品制作に留まらない更なる広がりをみせています。
Blue Cymbidium (キャンバスにアクリル 116×91㎝ 2016年)
「SUPER ACRYLIC SKIN―アクリルの肌を持つ新人類」 我々が幼い頃から日常的にモニターの向こう側で目にしてきたキャラクターたち。その姿に自然と我々は自身を投影し、共に喜び、時に泣くなど感情移入することで「彼ら、彼女ら」が単なる2次元の記号ではないもはや体温を持った分身である事に気づかされます。
縄文時代の土偶や平安時代の鳥獣人物戯画、武者絵や北斎漫画、清方の風俗画や中原淳一に見られるイラストレーションなど、時代の変遷と共に変化してきた日本の人物表現において、この不安定な同時代を生きる松浦浩之の描くキャラクタ―たちはその美術史の末端で我々に何を明示するのでしょうか?
Philosopher in waking-up (キャンバスにアクリル 92×73㎝ 2017年)
松浦浩之氏の描く現在と未来をどうぞご高覧ください。
本展では、松浦浩之氏が自身のライフワークとなっている「SUPER ACRYLIC SKIN」をテーマに100号の大作から10号程度の小品まで10余点を展観いたします。また、カリモク家具製の立体(木)作品も1点展示予定です。
【お問合せ】 日本橋高島屋TEL(03)3211-4111(代表)