与氏が創り出す人形たちは布の彫刻と称され、日本の郷愁や温かさを表現し、子供の明るい声や風や音、自然の匂いまで感じさせてくれる生き生きとした造形が特徴。昨年傘寿を迎え、今年の2月にその記念の展覧会をパリで開催して大きな話題に。本展は半世紀にわたる人形創作の軌跡を紹介する約150点を一堂に展観。
シンデレラやピーターパンなど海外の物語を題材にした初期の作品から
日本の郷愁をテーマにした代表作、そして現代を生きる子供達への讃歌など
新作70点を含む、約150点を一堂に展観。
おやつ (1994) 撮影:飯本 貴子
灰かぶり (1970) 撮影:飯本 貴子
置屋のみね (1985) 撮影:飯本 貴子
用いられる布の大半が木綿。
布選びを大切にし、たとえ1センチ四方のものであってもイメージに合うものが見つかるまで探す。
納得がいくまで何度も自宅で染め直すことも。
埴生の宿 (2015) 撮影:飯本 貴子
1体につき約3~4週間費やし、年間10体ほどを生み出す。
着物やスカートはもちろん、帽子やわらじなどの小物から、花や葉まですべて自身が製作。
たま (2015) 撮影:南 高正
半世紀にわたる創作活動の軌跡をたどる傘寿記念展。
与 勇輝ワールドをあますところなくご紹介いたします。
パリ凱旋・傘寿記念
与 勇輝展 創作人形の軌跡
開催場所:横浜高島屋ギャラリー<8階>
開催期間:5月18日(金)から5月28日(月)まで
ご入場時間:午前10時から午後7時30分まで(午後8時閉場)
※5月28日(月)は午後5時30分まで(午後6時閉場)
入場料(税込):一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
主催:与勇輝展実行委員会
協力:河口湖ミューズ館・与勇輝館
企画:彩鳳堂画廊
お問い合わせ先: 横浜高島屋 TEL045-311-5111(代表)