急成長分野の3Dセンシング市場に向け、1Uスロットで4チャンネルの20W SMUを実現しラック・スペースを有効活用
報道発表資料
2018年5月9日
テクトロニクス(所在地: 東京都港区、代表取締役: Kent Chon)は、本日、1Uのラック・シャーシに20WのSMUを4チャンネル搭載した、ケースレーの新製品2606B型システム・ソースメータ(SMU)を発表します。急成長分野である3Dセンシング製造業界をターゲットにした2606B型はラック・スペースの有効利用を可能にしたソースメータであり、高確度電源、電流印加、6.5桁のDMM、任意波形ジェネレータ、パルス・ジェネレータの機能を1台に統合しています。独自のシリーズ・レンジング回路により、2606B型は最大20,000測定/秒が可能であり、迅速かつスムーズなレンジ変更、出力変更を行い、すばやく安定して動作できます。
ここ数年のうちに、3Dセンシング技術はスマートフォンなどの民生デバイスで一般的になり、さまざまな自動車および産業のアプリケーションで広く採用されことが期待されています。レーザ・ダイオードをベースとしたVCSEL(垂直共振器面発光レーザ)技術が3Dセンサの核であり、サプライ・チェーンで十分にテストする必要があります。製造メーカは、需要増によるテスト能力拡張の課題とともに、そのためのフロア確保といった問題も抱えます。2606B型は小型形状であるため、テスト・エンジニア、システム・インテグレータはテスト機器のための余計なラックを追加することなく、ラックあたりでより多くのチャンネル数を得ることができます。
テクトロニクス、ケースレー製品ライン、ジェネラル・マネージャのマイク・フラハーティ(Mike Flaherty)は、次のように述べています。「ケースレーは、3Dセンシング、レーザ・ダイオード業界におけるテスト/計測ソリューション・メーカとして豊富な実績を持っています。2606B型は、お客様の要求に対応した十分なチャンネル密度とチャンネル数を実現し、さらに高速な測定と短時間のセットアップに必要な、テスト機器との優れた同期機能も備えています」
新製品の2606B型は、ケースレーの2602B型システム・ソースメータ2台と等価であり、1Uのフルラック・ユニットで4チャンネルを実現しています。レーザ・ダイオードをテストし、テスト機器のためのラック・スペースを増やすことなくより密度の高いソリューションに移行する多くのシステム・インテグレータにとって、フロア・スペースは重要なパラメータです。2606B型はユニット間の熱空間(エアフロー)の必要がないため、1Uサイズで3倍の密度を実現しています。例えば、従来のソリューションでは3Uのラック・スペースで4つのSMUチャンネルしか装備できなかったものが、2606B型では12のSMUチャンネルが装備可能になります。
スムーズな移行を可能にするため、2606B型は業界トップクラスのケースレーの2601B型、2602B型と100%のコード互換性を持っています。2606B型は既存の計測器と同じTSP(テスト・スクリプト・プロセッサ)プログラミング・コードを使用しているため、コードを変更する必要がありません。
2606B型は、2601B型、2602B型と同じ正確な電流/電圧源、6.5桁の測定分解能、0.015%の基本測定確度を持っているため、それぞれの計測器間で測定の相関性が保てます。アナログI/O、TSP-Linkのコネクタも同じものを装備しているため、別なコネクタ、ケーブルを用意する必要もなく、テストのコストも削減できます。
テクトロニクスについて
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト/計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。ウェブサイトはこちらから。 jp.tek.com
テクトロニクスの最新情報はこちらから
Twitter (@tektronix_jp)
Facebook (
http://www.facebook.com/tektronix.jp )
YouTube(
http://www.youtube.com/user/TektronixJapan)
お客さまからのお問合せ先
テクトロニクス お客様コールセンター
TEL 0120-441-046 FAX 0120-046-011
URL jp.tek.com
Tektronix、テクトロニクスは、Tektronix, Inc.の登録商標です。本プレスリリースに記載されているその他すべての商標名および製品名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。