自動車における急速な電子化に対応。革新の5シリーズMSOオシロスコープ用新ソフトウェア・ソリューションにより、設計サイクルの迅速化、詳細な信号解析を可能に
テクトロニクス(所在地:東京都港区、代表取締役: Kent Chon)は、本日、次世代の自動車における複雑な電気/電子システムの検証、デバッグを加速し、設計サイクルを短縮するために設計された、5シリーズMSO(ミックスド・シグナル・オシロスコープ)用の、新しい自動車アプリケーション用ソフトウェア・ソリューションを発表します。この新しいソリューションは、最大8チャンネル、12ビットの分解能、静電容量タイプの大画面HDタッチ・スクリーン、非常に直感性に優れたユーザ・インタフェースなど、5シリーズMSOの革新的な特長のすべてを活用したものです。
自動車業界は、従来からのメカエレクトロニクスを置き換え、強化する電子システムからADAS(先進運転システム)に至るまで、デジタル技術革新によって劇的に変化しています。しかし、CAN FD(5~10Mbps)や車載用Ethernetなどの新しい中高速シリアル・バスがLIN、FlexRay、MOSTなどの車載用バス技術と共存するなど、複雑な課題もあります。5シリーズMSO用の新製品により、テクトロニクスは自動車エンジニアに対して、ECU(Electronic Control Units)と、すべての車載サブシステムにおける複数のバスの解析とトラブルシュートのための理想的なソリューションを提供します。
テクトロニクス、メインストリーム・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのブライアン・アイス(Brian Ice)は、次のように述べています。「今回の5シリーズMSO用のソリューションにより、次世代自動車に携わる自動車関連機器エンジニアは、複雑なシステムを詳細に観測し、問題をすばやく解決し、プロジェクトをスケジュール通りに進めることが可能になります。4チャンネルに限定されたソリューションと違い、5シリーズMSOはより多くの情報を同期して取込み、相互の影響をすばやく比較し、より効率的なトラブルシュート、デバッグを行います」
5シリーズMSO用の新しい自動車ソリューションには、次のような特長があります。
- 5-SRAUTOプロトコル・オプション・パッケージは、CAN、CAN FD、LIN、FlexRayなど、自動車業界で使用されている主要なバスのシリアル・トリガ/解析が行えます。CAN FDは、非ISO規格とISO規格の両バージョンに対応しています。
- 5-CMAUTOEN車載Ethernetソリューションは、IEEE P802.3bw(100BASE-T1)、BroadR-Reach V3.2の仕様要件の自動コンプライアンス・サポートを提供します。また、この自動コンプライアンス・ソリューションには車載EthernetのためのOPEN Alliance Special Interest Group(SIG)規格で規定されている、Physical Media Attachment(PMA)トランスミッタGroup 1の電気測定コンプライアンス・テストの実行も含んでいます。
ミッドレンジ・オシロスコープの再定義
新しい機能は、5シリーズMSOでサポートされているアプリケーションを拡大し、数多くの革新的技術でミッドレンジ・オシロスコープを再定義します。具体的な革新的技術には、業界初のFlexChannel™技術によるアナログ4、6または8チャンネルと最高64のデジタル・チャンネル、プロトコル解析とシグナル・ジェネレータの統合、新機能12ビット・アクイジション・システム、大型高解像度静電容量型タッチ・ディスプレイ、極めて直感的なダイレクト・アクセス・ユーザ・インタフェースなどがあります。
<テクトロニクスについて>
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト/計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。
ウェブサイトはこちらから。
http://jp.tek.com
<テクトロニクスの最新情報はこちらから>
Twitter (@tektronix_jp)
Facebook (
http://www.facebook.com/tektronix.jp )
YouTube(
http://www.youtube.com/user/TektronixJapan)
<お客さまからのお問合せ先>
テクトロニクス お客様コールセンター
TEL 0120-441-046 FAX 0120-046-011
URL
http://jp.tektronix.com
Tektronixおよびテクトロニクスは、Tektronix, Inc.の登録商標です。本プレスリリースに記載されているその他すべての商標名および製品名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。