テクトロニクス、自動試験(ATE)や物理研究での計測/テストの基準を変える新製品5シリーズMSOロー・プロファイル・オシロスコープを発表

ラックマウント型機器によりチャンネル数の最適構成、性能、低コスト/チャンネルを実現。より詳細な解析と省スペースを提供



テクトロニクス(所在地:東京都港区、代表取締役: Kent Chon)は、本日、自動試験や物理研究アプリケーションのための新製品、5シリーズMSOロー・プロファイル・オシロスコープを発表します。5シリーズMSO(ミックスド・シグナル・オシロスコープ)をベースにして、FlexChannel™技術、12ビットADC(ADコンバータ)などの革新技術から生まれた新製品のロー・プロファイル・オシロスコープは、業界トップクラスのチャンネル密度、性能、1GHz帯域としての低コスト/チャンネルという組合せを実現しており、研究者やエンジニアはテスト機器に必要なスペースを低減しつつ、より多くのデータを正確に取込み、詳細に解析することができます。

新製品のロー・プロファイル・モデルの発表に加え、テクトロニクスは本日、5シリーズMSOのための宇宙・航空/自動車市場向けの、オプションのパワー解析ソリューション、シリアル・トリガ/デコード・ソリューションも同時に発表します。

ラックマウント・タイプのオシロスコープは通常、高エネルギー物理(パルス・パワー)、防衛関連、材料研究などのアプリケーションにおける様々なテストや性能検証に使用されます。ソフトウェアは、一般に機器のリモート制御に使用されます。ATEのアプリケーションでは、エンジニア、研究者は実験結果が確実に観測でき、省スペースを可能にする、十分な性能とチャンネル数、コスト効率に優れたソリューションを求めています。

テクトロニクス、メインストリーム・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのブライアン・アイス(Brian Ice)は、次のように述べています。「5シリーズMSOには数多くの技術革新がありますが、その中でも従来のベンチトップ・オシロスコープに比べてわずかなスペースで8チャンネルのアナログまたは最高64チャンネルのデジタルを可能にしたFlexChannel技術は、ATEや機器診断、物理研究などのアプリケーションにおいて真の実力、優れた性能を発揮します。また、12ビットのADCも、自己持続性核融合炉など、将来画期的な技術革新となる可能性のある分野において、より優れた、より正確なデータ取込みに貢献します」
新製品の5シリーズMSOロー・プロファイルは、従来の製品に比べて以下のような優れた特長があります。

多チャンネル、省スペース - 自動テスト・アプリケーションで使用される従来のベンチトップ・オシロスコープは、6U分のラック・スペースが必要でありながら、入力チャンネルは4つしかありません。5シリーズMSOロー・プロファイルは、わずか2U分のスペースで6倍のチャンネル密度を実現しており、1つのチャンネルを8つのFlexChannelにして組み合わせることも可能です。また、65万円以下という低コスト/チャンネルを実現しています。

高性能 - アナログ周波数帯域1GHz、サンプル・レート6.25GS/s(全チャンネル)、レコード長125Mポイントなど、研究者、エンジニアが優れたシグナル・インテグリティ、正確な波形データ取込みで必要とする性能を備えています。

高分解能 - 12ビットのADC、低ノイズ、有効ビット数(EOB)7.6ビットの性能があり、8ビットのオシロスコープに比べてより詳細な信号解析が可能です。12ビットのADCは従来の8ビットADCに比べて16倍の垂直軸分解能があり、大きなダイナミック・レンジにより、大きな信号にのった小さな信号の細部まで測定できます。

研究室から製造現場まで - 5シリーズMSOロー・プロファイルは、チャンネル密度、性能が重視されるATEアプリケーションに最適です。このようなアプリケーションでは、エンジニアは15.6型HDタッチスクリーンを備えたベンチトップ・タイプの5シリーズMSOで開発し、次に製造現場において、コンパクトでラック搭載が容易なロー・プロファイル・バージョンにシームレスに移行できます。これにより、研究/開発段階で開発した同じソフトウェアやテスト・シーケンスが製造のテスト・アプリケーションで使用できるため、時間とラック・スペースが節約できます。

すべてのテクトロニクスのオシロスコープ同様、5シリーズMSOロー・プロファイルは長期間の使用を考慮して設計されています。強固なパッケージを採用し、振動/衝撃、EMI/ESD耐性、動作温度範囲などの厳しい規格に適合するように設計されています。特定のお客様のために設計されたカスタムのソリューションと違い、5シリーズMSOロー・プロファイルは、広範囲の業界ニーズのために、お客様が信頼するブランド・メーカによって開発された市販製品です。

<テクトロニクスについて>
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト/計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。
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この企業の情報

組織名
株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ
ホームページ
http://jp.tek.com/
代表者
Kent Chon
資本金
10,000 万円
上場
海外市場
所在地
〒108-6106 東京都港区港南品川インターシティB棟6階
連絡先
0120-441-046

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